廊下のむし探検 蛾
廊下のむし探検 第938弾
8月25日にマンションの廊下を歩いていて見つけた蛾です。蛾はやはりマンションで探すのがいいですね。とにかく多い!
今日の最初はこの綺麗な蛾です。いつもならヒメウコンエダシャクとしてしまうのですが、「標準図鑑」と比べると、どうもウコンエダシャクに近い感じです。そこで、解説を読んでみました。まず、前翅に刻孔という半透明な部分があると♂になります。これについては以前、発音するという話と一緒に書いたことがあります。これにはないので、たぶん♀でしょうね。それで、♀について、「標準図鑑」に書かれているヒメウコンの特徴を書いてみると、1)前翅翅頂部の褐色斑はより小さく淡色、2)前翅後縁の中央付近の斑紋はウコンのように褐色でなく、2個の白色の小斑で褐色の縁取りをもつ。むしろ後角近くの褐色斑が大きい、とあります。この個体を見ると、前翅後縁の2個の小斑は褐色味がかなり強く、後角近くの大きな褐色斑が見えません。それで、たぶん、ウコンエダシャク♀ではないかという判断です。
これはオレクギエダシャクか、ニセオレクギエダシャクかというところですが、区別がつきません。
アオシャクは壁の高いところに止まっていたので、大きさをはっきり覚えていないのですが、かなり小さかったような印象があります。外横線や内横線の形からは、オオナミガタアオシャクとヒメウスアオシャクが候補に挙がったのですが、大きさと内横線の形からヒメウスアオシャクを選びました。よく分かりません。
そして、苦手はヒメシャクです。まず、上の方についてです。外横線が各脈上で強くなっています。それで、雰囲気的にはサクライキヒメシャクかなと思ったのですが、外横線が前縁に近いところで折れ曲がっているのが気になります。そうなると、オイワケヒメシャクになるのですが、外横線の後縁辺りの黒い点がはっきりしないこと、それに外縁の黒い点がやけにはっきりしていることが気になりました。それで、最終的にはウスキヒメシャクにしました。2枚目は外横線が弱いのですが、やはり前縁近くで曲がっています。それで、同じウスキヒメシャクかなと思ったのですが、よく分かりません。
翅を半分開けたように止まっていました。翅に黒い筋が目立ちます。たぶん、クビワシャチホコではないかと思います。
こちらはコトビモンシャチホコ。
これはリンゴドクガ。
それにゴマフリドクガです。
後は小さな蛾です。これはサツマキノメイガ。
オオウスベニトガリメイガ。
キベリトガリメイガ。
シバツトガ。
ヒメマダラミズメイガ。
それにノシメマダラメイガでした。
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