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家の近くのむし探検 蛾

家の近くのむし探検 第312弾

8月16日に公園と途中で見た虫のうち、残っていた蛾を出します。今回はヒメシャクが多くて、その他の蛾も迷う種があって、本当に困りました。名前はだいぶ間違っているかもしれません。



まずは公園に行く途中のマンションの廊下で見た蛾からです。これはハガタベニコケガ。前翅前縁が中央で出っ張っているので♂。よく似たベニヘリコケガとは横脈点が点状で、外横線の屈曲が鋭いことで見分けられます。



こちらはウスベニコヤガ。これまで5月と8-9月に何度も見ています。



で、早速、ヒメシャクです。外横線が前翅後縁辺りでは点状になり、前縁近くでは直線的です。後端でやや黒い点がはっきりしています。というところはオイワケヒメシャクに似ているのですが、外縁にある黒い点列がはっきりしています。翅形も何となく細長いような。それで、サクライキヒメシャクの方かなと思ったのですが、怪しいです。



これはキベリトガリメイガ。こういうトガリメイガは8月頃だと思ったのですが、記録を見ると、5-6月にも何度か見ていました。



そして、また、ヒメシャク。これも外横線は前縁近くで直線的。しかし、全体に特徴がありません。こういうときはオオウスモンキヒメシャクか、ウスモンキヒメシャクあたりだと思うのですが、外縁に沿う淡色の帯がやや波状、後翅外横線が横脈点に向かって少し曲がることなどから、ウスモンキヒメシャクの方かなと思ったのですが、これも怪しいです。



これからは公園です。早速、ヒメシャクです。雰囲気はウスキクロテンヒメシャクかなと思ったのですが、翅がやけに白いのが気になりました。



これはギンバネヒメシャクかな。





これはヒメシャクではないのですが、迷いに迷った種です。公園の街灯の柱に止まっていました。マダラメイガのAcrobasisは間違いないのですが、そこから先がよく分かりません。雰囲気はオオウスアカオビマダラメイガではないかと思ったのですが・・・。



同じく街灯の柱にいたハガタベニコケガ。これは前縁が突き出していないので、♀の方かな。



そして、また、ヒメシャク。模様がまったくはっきりしないのですが、何となく見える模様と後翅の外縁が突き出しているので、マエキヒメシャクかなと思いました。



そして、最後はヒメマダラミズメイガです。名前通り、幼生期に水中で暮らす水生昆虫です。夏に山ほど見た時期がありましたが、最近は少ないですね。以前に少し調べていたので、その部分を引用します。「名前通り、幼虫は水域に生息する水生昆虫です。『日本産水生昆虫』によると、浮葉植物の葉を一部切り取ったり、ウキクサ類を集めて携帯性の巣を作って、水面上で生活するとのことでした。この仲間には気管鰓を持つものもいるのですが、マダラミズメイガ属では気管腮を持たない代わりに水をはじく突起が発達しているそうです。」
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