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家の近くのむし探検 蛾、クモなど

家の近くのむし探検 第306弾

最近は暑いので、それほど公園には出かけていません。それで、写真整理もちょっとのんびりできます。8月8日に公園に行ったときの記録の残りです。



今日の最初はこの小さな蛾からです。色が目立つので、すぐに分かるかなと思ったのですが、意外に時間がかかりました。まぁ、標本写真と生態写真の違いだからでしょうね。ニセマイコガ科のキイロマイコガです。初めて見ました。



ツトガの仲間だと思うのですが、どれも決め手不足で名前までは分かりませんでした。



これはホソスジキヒメシャク



これはたぶん、ヒメウコンエダシャクだと思います。「標準図鑑」の説明を読むと、「♂には大きな半透明の刻孔がある。」と書かれているので、見てみると矢印の部分にそれらしものがあります。近縁のウコンエダシャクの説明には、「♂は前翅を前後に動かして発音することが観察されているが、その際、大型の刻孔が関係しているかは確認されていない」と書かれていました。面白そうなので、その辺りを調べてみました。♂の蛾が超音波を断続的に出すという論文は多数あり、また、♀にはその辺りの周波数の音を検知できるという話もありました。発音機構はまちまちで、脚と翅の刻孔とをこするというもの、翅にカスタネットのような構造があるというもの、セミのような振動板があるものとか・・・。ただ、ウコンエダシャクについて書かれたものは見つかりませんでした。また、「標準図鑑」によると、ヒメウコンエダシャク♂が発音するという報告はないとのことです。刻孔についても調べてみたのですが、刻孔の一般的な役割について書かれた文献は見つかりませんでした。面白そうなのですが・・・。

発音の文献は例えば、R. Nakano, T. Takanashi, and A. Surlykke, "Moth hearing and sound communication", J. Comp. Physiol. A201, 111 (2015). (ここからダウンロードできます)



後はマンションの廊下で見つけたモンクロシャチホコです。



後はアミガサハゴロモ



廊下で見つけたマメコガネでした。マメコガネは公園でも見かけました。



カニグモの仲間であることはすぐに分かりますが、なんだか分かりません。それで、「日本のクモ」を見ていたら、クマダハナグモに似ている感じです。だとすると、初めて見ました。



こちらはネコハエトリ



葉っぱを折って、その中で逆さになってじっとしている♂のクモがいました。クモ嫌いの私としてはそのまま放っておきたかったのですが、つい、ピンセットで追い出してしまいました。そうしたら、いきなり糸を引いてぶら下がりました。





「日本のクモ」を見ると、コガネグモ科のアオオニグモみたいです。





ぶら下がったまま糸の周りをくるくるまわるので、出糸突起や触肢も一応撮れました。こんなのが同定に使えるとよいのですけど。クモは手元に「日本のクモ」しかないので、それ以上は分かりませんでした。本当は「日本産クモ類」(東海大学出版、2009)を買えばよいのですけど、本格的に調べるようになるかどうか分からないので決めかねています。
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