家の近くのむし探検 キアシハリバエほか
家の近くのむし探検 第305弾
8月8日に公園に行ったときに見た虫の続きです。
一匹のハエがルリチュウレンジ幼虫のしっぽに近づいて何かしています。このハエ、以前にも見たことがありました。キアシハリバエというヤドリバエ科のハエで、ルリチュウレンジの幼虫に産卵するヤドリバエとして知られているようです。何をしているのでしょうね。そのまま様子を見ていました。
ハエがちょっと後ろに下がりました。
すると、幼虫が向こう側から頭を出してきました。その瞬間、ハエが頭の横に取りつきました。どうやら産卵しているようです。
体の横に白くて長細いのがついているのが卵かな。産卵の瞬間を横から撮りたかったのですが、一瞬のことでなかなか撮れません。
後はいつも見るフチグロユスリカらしいユスリカの♀。
これはナカオビツヤユスリカかな。♀だとどうもはっきりしません。
小さなアシナガバエです。M1+2脈がm-m横脈の付近から前縁側に曲がり、その後、R4+5脈とほぼ平行に走っています。こんな感じの翅脈をもつのは、Medeterinae亜科のThrypticus、Thinophilus、Sympycminae亜科のSntormonあたりなのですが、これから先どう調べたらよいのやら。
ムシヒキ♂が止まっていました。これはいつものマガリケとは違います。
ピントがあまり合わなかったのですが、この形からヒサマツムシヒキかなと思ったのですが、自信はありません。残りの虫は次回に回します。
雑談)今日は以前捕まえたハムシの検索をしてみました。爪の形状とか、複眼の上の溝だとか分からない形質だらけだったのですが、いろいろな論文の絵を参考に理解していきました。その結果、以前、絵合わせで決めていた種が属レベルで違うみたいです。まだ自信がないのですが、もう少し検討したら出してみます。
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