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家の近くのむし探検 蛾とクモ

家の近くのむし探検 第296弾

7月24日に家の近くにある公園で見た虫です。この日は虫が多くて、なおかつ、難しい虫が多くて、名前調べは結構手こずっています。とりあえず、蛾が終わったので、蛾とクモを出すことにします。







時間がかかったのはこの蛾です。マンションの廊下で見つけました。翅に黒い紋があるので、「日本産蛾類標準図鑑III」をぱらぱら見ていたら、イッテンシロナガヒロズコガというヒロズコガ科の蛾らしいことはすぐに分かりました。でも、こんな感じの蛾は多いので、本当にそうかなと解説を見たら、「触角は発達した繊毛をもち、基部の節は太い。前翅は灰色で、横脈上に黒点をもつ」としか書かれていません。この種は「日本産蛾類大図鑑」にも載っていないので、もう少し詳しく書いてくれてもいいのにと思って、ちょっと文献を探してみることにしました。そうしたら、うまい具合に記載論文が見つかりました。

D. R. Davis, "A World Classification of the Harmacloninae, a New Subfamily of Tineidae (Lepidoptera: Tineoidea)", Smithonian Institution Press (1998). (ここからダウンロードできます)

この論文の中に特徴が詳しく載っていました。どうせ、写真では胸部と前翅くらしか見えないので、その部分だけ翻訳すると次のようになります。

 胸部背面は頭部と同じ色だが、より暗く、先端がより暗褐色の鱗粉に覆われる。さらに、淡い金銅色の鱗粉が散在する;中胸小盾板の上には長くて、暗い鱗粉の盛り上がりがある。腹面は頭部と同じ色。
 前翅は白色から明るい灰色で、先端が暗褐色の鱗粉が様々に散在し、線や点の模様を形成している。前縁領域はもっとも淡色で、暗褐色の斑紋が後縁(背側)から径脈の間にあり、中室の端にはもっとも大きな暗褐色の斑紋がある;暗色領域では幅の広い、淡金銅色の鱗粉が散在する;後縁(背側)の1/3と2/3付近には一対の房がある;縁毛は暗褐色の帯をもつ白色鱗粉と一つの明瞭な端近くの帯がある;・・・

鱗粉の詳細までは写真で分からないのですが、だいたいは合っている感じがします。特に、「後縁(背側)の1/3と2/3付近には一対の房がある」というところはよく合っています。ただ、縁毛に関してははっきりしなかったのですが・・・。最近、虫の検索をよくやっているので、蛾の図鑑の説明がちょっと簡単すぎるような気がしました。



これは公園で見つけたフタナミトビヒメシャクです。蛾はこれだけでした。



次はクモです。これはマンションの廊下で見つけました。たぶん、シラヒゲハエトリではないかと思います。



これは公園で見つけたハエトリですが、腹部背面の模様からネコハエトリの幼体かなと思っています。



最後はこの間から見ているハエトリで、イワテハエトリか、ヤガタハエトリかなと思っています。とりあえず、今日はここまでです。
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