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家の近くのむし探検 甲虫、ハエ、ハチ

家の近くのむし探検 第293弾

昨日の続きで7月21日に公園に行ったときに見た虫たちです。この日は甲虫を何匹か見たのですが、どれもみな難しい・・・。





公園に行く途中でアオカナブンを見ました。あの奥深い緑色を何とか出せないかなと思って、フラッシュをたかないで光の方向を考えながら撮ったのですが、緑が薄べったいですね。





公園に着いてツツジの葉表を調べていったら、こんなハムシがいました。体長2.1mm。小さな小さなハムシです。後脚腿節が黒くて太いので、こういうハムシがいるといつもツブノミハムシあたりと書いているのですが、この間紹介した論文を見てみると、なかなか複雑です。

S. Kimoto, "The Chrysomelidae of Japan and the Ryukyu Islands. X  Subfamily Alticinae III", J. Fac. Agriculture, Kyushu Univ. 13, 602 (1966). (ここからダウンロードできます)

この中にはツブノミハムシの含まれるAphthona属についても書かれているのですが、そもそも属の検索が半端じゃないです。一方、Aphthona属には5種が載っていて、検索表も載っているのですが、点刻のこと、色のこと、触角の節の太さのことを言われるとどうもはっきりしません。やはり採集しないと無理ですね。





これは以前からキアシチビツツハムシだと思っていた種ですが、検索をしたことがないので何となく不安になってきました。検索表が手に入ると、ハムシも亜科、属の検索をきちんとしてみないと得心がいかなくなってきますね。





これはヒメクロオトシブミで大丈夫でしょう。





これは公園の帰りに道端の塀に止まっていたのを見つけました。体長は7.7mm。最初、なんだか分からなかったのですが、図鑑をパラパラ見ていたら、スナゴミムシダマシ Gonocephalumの仲間みたいです。「原色日本甲虫図鑑III」にはこの属は16種が載っています。このうち、本州に生息するものは8種です。図鑑の説明には触角第3節が第4+第5節より短いかどうかが書かれているのですが、これは測ってみると、第3節/(第4+第5節)=0.78になるので、これにより8種のうちのヒメカクが除けます。後は頬の張り出し方が出ているのですが、その部分を拡大してみます。



複眼の前が盛り上がっているような感じで、なんだかよく分かりません。大きさはあまり当てにはならないのですが、一応、それでフィルターをかけてみると、コ、ヤマト、ヒメの3種が残りました。解説に載っている前頭幅と複眼横径の比はちょっと測れません。残るは前胸背板の形ですが、コとヒメは前角が三角形で尖る、ヤマトは先はやや丸くなるとなっていました。この写真、どう判断してよいのか分かりませんが、何となくヤマトスナゴミムシダマシに近いかなと思いました。けど、よく分かりません。



ハエではこのハキナガミズアブがいました。一時期、大量にいたのですが、今は少し減ってきた感じです。



翅脈のM1+2が曲がってR4+5に近づいているので、イエバエ、ヤドリバエ、クロバエ、ニクバエ辺りになるのですが、雰囲気的にはヤドリバエみたいです。特徴があるので、名前が分からないかなと思ったのですが、残念ながら分かりませんでした。




これはたぶん、フチグロユスリカ♂。



これは全体が黒いので、以前、ヤマツヤユスリカかもと書いていたのですが、「図説 日本のユスリカ」に載っている検索表を見ると、ヤマツヤユスリカは前脚跗節第2、第3節が白、把握器が淡色と書かれていました。ということはたぶん、これは違うのでしょうね。♂なので、捕まえてくればよかったですね。



葉の上にいたので、撮ったのですが、どうやら死んでいたみたいです。ハチはどうも分かりません。さて、なんでしょうね。



最後はマンションの廊下で見つけたヒラズオオアリの雌有翅アリが翅を落としたものです。
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