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廊下のむし探検 羽アリ、蛾

廊下のむし探検 第928弾

7月20日にマンションの廊下を歩いて見つけた虫たちです。今回は羽アリと蛾についてです。





この間から、いろいろな羽アリが見られるようになってきました。これは以前、オオハリアリの有翅♂だと教えていただいたものと同じだと思います。その後、調べていなかったので、ちょっと調べてみました。"Ants (Formicidae) of Southeastern United States"というサイトで、Brachyponera chinensis (Emery) 1895 [=Pachycondyla chinensis]として紹介されていました。♂の特徴も書かれていたのですが、アリにしては触角が特徴的なので、触角を比較してみました。



記述には、「触角は13節で、第1節の長さは第2節の2倍で、それ以降の節よりやや短い」と書かれていたのですが、この写真を見ると、まさにその通りみたいです。通常、アリの第1節(柄節)は長く、第2節の間は折れ曲がるのですが、これはそれとは違っています。初めて見たときはコマユバチだと思ってしまいました。

追記2017/07/25:上で紹介したサイトを見ていたら、このアリに刺されると、かなり痛くて、腫れが長時間続くそうです。

M. P. Nelder et al., "Emergence of the introduced ant Pachycondyla chinensis (Formicidae: Ponerinae) as a public health threat in the southeastern United States", J. Med. Entomol. 43, 1094 (2006). (ここでAbstractを見ることができます)

引用されていたこの論文の要旨を読むと、
オオハリアリは70年以上も前に北米にもたらされたようです。このアリ自身は攻撃的ではないのですが、巣を乱されたり、飛んできた雌有翅アリが皮膚についたり、服の隙間に入ったりしたときに刺すようです。刺されると、80%の人が5cm以下の腫れができ、繰り返し痛みや腫れ、蕁麻疹が2時間から5日程度続くようです。12%の人は痛みや腫れはほとんどなく、あってもせいぜい1時間ほど消えるそうです。残りの8%は5cm以上の腫れができ、繰り返し痛みや腫れ、ひどい蕁麻疹などが3日から15日も続くそうです。ネットで探すと、アナフィラキシーを起こしたという報告も散見されました。意外に危険なアリみたいです。いずれにしてもこれは♂だから大丈夫かな





これは頭部が四角いので、たぶん、ヒラズオオアリのようです。この日はたくさん見られました。「日本産アリ類全種図鑑」によると、樹上営巣性で結婚飛行は6-7月だそうです。



後は蛾です。また、苦手はヒメシャクです。この手のヒメシャクにもいろいろいます。

ウスキ: 外横線が鮮明
オイワケ:外横線が点状で、後縁で濃色になる
サクライキ:外横線は直線状で、脈上で黒くなる。外縁に明瞭な黒点列
ウスモンキ:外横線は直線状で、後翅外横線が横脈点側に凸に内入
オオウスモンキ:外横線は直線状、後は特徴があまりない

よく似ているのはこの5種ですが、こんなところで見分けられることになっています。この写真の個体は特徴があまりないので、オオウスモンキヒメシャクかなと思ったのですが・・・。



これは以前も見たキバガ科のヤマモモキバガだと思います。



ツマキエダシャクの仲間ですが、翅裏で区別できることなっています。この写真ではよく分かりません。



こちらも以前見たオオナミガタアオシャクだろうと思います。



ゴマフリドクガ



アオアツバ



で、これがまた問題です。何の気なしに撮ったのですが、外横線が直線的とか、中室中に白い紋があるとか、その外側に暗色の2本線があるなど、多少変わっています。「大図鑑」と「標準図鑑」を見たのですが、よく分かりませんでした。それで、「南四国の蛾」に載っている写真をずっと見ていくと、ツチイロノメイガあたりの蛾が似ています。たぶん、ホソオビツチイロノメイガではないかと思ったのですが、よくは分かりません。



最後はフタテンオエダシャクでした。
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