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廊下のむし探検 カメムシとバッタ

廊下のむし探検 第922弾

7月2日にマンションの廊下を歩いた時に見つけた虫たちです。昨日、甲虫を出したので、今日はそれに続いてカメムシとバッタです。



今日はこのカメムシからです。以前、マルシラホシカメムシを調べたことがありました。その時のポイントになったのは革質部と小盾板の長さでした。マルシラホシカメムシは両者がほぼ等しかったのですが、これは明らかに革質部が長くなっています。それで、「原色日本カメムシ図鑑第3巻」に載っている検索表をもう一度見直してみました。



今回はこの①と②の二つの条件でシラホシカメムシになることが分かりました。似たようなカメムシが見分けられるようになるとちょっと嬉しいです。合っているかどうかは分かりませんが・・・。



次は、このカメムシです。この手のカメムシにも似た種が多くて困ってしまいます。今回は、「原色日本カメムシ図鑑」の図版を見て、サビヒョウタンナガカメムシではないかと思いました。それを確かめてみようと思って、「原色日本カメムシ図鑑第3巻」に載っている検索表で調べてみました。



これはサビヒョウタンナガカメムシ族の属への検索とサビヒョウタンナガカメムシ属の種への検索を合わせたものです。これがすべて確かめられれば良いのですが、なんせ、上の写真しかないのでそうはいきません。寸法についての記述が多いので、とりあえずそれを測ってみました。



まずは全長と幅との比です。これは3.36倍になりました。⑤は3.3倍以下なので、ちょっとはみ出すのですが、もう一方の項目が3.6倍以上なので、たぶん、これでよいのでしょう。この写真から、①の前胸背が前葉と後葉に分かれているというのははっきり分かります。また、⑤の前胸背前葉が背方に膨らむというのも何となくそうかなと思いました。



次は頭部の拡大です。ぼやぼやなのですが、何とか寸法は測れます。これで②の襟状部と触角第1節の幅の比については大丈夫なことが分かりました。また、⑥の単眼間距離の1/2と複眼ー単眼間距離の比もOKでした。ただ、頭部の長さと幅についてはやや長さが短くなってしまいました。写真からも分かりますが、前方がやや下向きになっているので長さが短くなったのではと思っています。③の後半と④は比較の問題になるので、この写真だけからでは何とも言えません。また、最後の⑦は毛に関するものなのですが、この写真では写っていませんでした。ただ、この検索項目の相手側はキベリヒョウタンとモンクロなので、キベリは革質部外縁が狭い黄褐色であること、モンクロは分布が九州と南西諸島なので、たぶん、サビヒョウタンナガカメムシでよいのかなと思っています。実は、サビヒョウタンだと思われたの個体を見たのは今回が初めてだったので、ちょっとまどろこっしいことをしてしまいました。



この手のナガカメムシも以前調べたことがありました。触角第4節基部近くの白色環状紋が見えないのですが、爪状部基部の大きい黒色紋があり、小盾板に1対の黄白色短条がないことから、モンシロナガカメムシではないかと思いました。



また、アカサシガメの卵を見つけました。なぜか、ユスリカがくっついてしまっています。表面がベタベタしているのかな。





なんか変な感じのするバッタだなと思ったのですが、「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」を調べてみると、マツムシ科のカンタン?♀のようです。名前はよく聞くのですが、見たのは初めてです。(追記2017/07/20:通りすがりさんから、「カンタンを見たことが無かったとは意外ですねえ。よく似たヒロバネカンタンも居る筈なので、腹面もチェックすると良いかな。」というコメントをいただきました。実はこのブログを始めるまでは、それほど虫を見たことがなかったので、カンタンも名前だけしか知りませんでした。これにも似た種がいるのですね。どれも大変です。 これは一応、カンタン?としておきます





天井近くにいたので望遠で撮りました。それで、ちょっとはっきりしてないところもありますが、頭頂と額との角度が鋭角になっているので、マダラバッタかなと思いました。そういえば、昨年、このバッタが問題になってだいぶ探したのでしたね。その後、バッタの検索をしようと思って、河原にバッタ探しに行ったりしたのが、昨年8月のことでした。今回もちらっと検索表を見たのですが、頭頂と額が鋭角をなすことから、イナゴモドキ、ツマグロバッタ、マダラバッタ、ヤマトマダラバッタの各属に限られるのですが、絵合わせからもマダラバッタのような気がしました。でも、捕まえたらよかったですね。いつも後からそう思うのですが・・・。長くなったので、残りは次回に回します。
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カンタンを見たことが無かったとは意外ですねえ。
よく似たヒロバネカンタンも居る筈なので、腹面もチェックすると良いかな。

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実はこのブログを始めるまでは、それほど虫を見たことがなかったので、カンタンも名前だけしか知りませんでした。これにも似た種がいるのですね。どれも大変です。
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