家の近くのむし探検 カメムシ、甲虫
家の近くのむし探検 第274弾
6月23日にいつもの林の入り口と土手に行ってみました。
まずは林の入り口で見た虫です。この日見つけたのはこのグンバイです。これはたぶん、初めて見たのだと思います。「原色日本カメムシ図鑑」を調べてみると、ヒメグンバイとクルミグンバイが似ている感じです。図鑑には違いも載っていたので、ちょっとまとめてみました。
まずは各部の名称から。「原色日本カメムシ図鑑第3巻」の最初に出ている「カメムシ類の形態」を見ながら名称を付けていきました。
両者の特徴をまとめたのがこの表です。クルミグンバイの欄にはヒメグンバイとの違いが書いてあります。これを見ると、翼状片の外縁が僅かに内側に湾曲するとか、前縁域の小室が4室、盤状域と縫合域の境界が明瞭など、ヒメグンバイの特徴と一致しています。従って、たぶん、ヒメグンバイでしょう。
こちらはいつも見ているアワダチソウグンバイです。
そして、これはいつものヒメセダカカスミカメ。
それに、シマサシガメ。これはいつもいますね。
次は甲虫です。テントウの蛹があったのですが、上は何でしょう。下はナナホシテントウかな。
これは、アトボシアオゴミムシだと思っている種です。昨年も見ました。なんかこの辺をうろうろしていますね。
これはたぶん、ドウガネツヤハムシ。
それから、アカガネサルハムシ。林の入り口のカメムシと甲虫はこんな感じでした。
土手の倉庫にかけてあるネットにはいつも虫が止まっています。この日はこのヒシウンカ。
それにマルシラホシカメムシ。これも似た種がいろいろといるのですが、その見分け方は以前、書きました。
最後はこの間調べたシロヘリナガカメムシ群ですね。たぶん、アムールシロヘリナガカメムシ。少し、違いが分かってきました。
家に戻る途中、虫が飛んできていきなり私の顔に止まりました。慌てて手で払ったら、このカミキリでした。キボシカミキリ。こんな大きな虫が顔に止まったのか~。(追記2017/10/31:通りすがりさんから、キボシカミキリは外来だが、西日本のキボシカミキリについては、自然分布の可能性もあってよく分からないというコメントをいただきました)
スポンサーサイト