FC2ブログ

家の近くのむし探検 ダニ、いやですね

家の近くのむし探検 第273弾

6月22日に林の入り口で見つけた虫の続きです。



いつものように虫の写真を撮っていたら、葉の先端にこんなダニがいることに気が付きました。体長2.4mm。前脚を伸ばして、まるでUFOキャッチャーみたいに開いたり閉じたりを繰り返しています。たぶん、ここを通る獣(人間を含めて)に捕まって血を吸うのでしょうね。昔、これに食いつかれたことがあるのですが、取れかかったカサブタだとばかり思っていて、ダニだと気がつきませんでした。大きくなってダニだと気がついたときの驚き。急いで、皮膚科に行って取ってもらいました。その後、1週間も抗生物質を飲まされて・・・。そんなことにならないように、これを見つけてからは写真を撮るときは、ダニがいないかまず確かめてからにしました。

追記2017/07/01:ささきさんから、「ダニが媒介する病気はたくさんあります。SFTSという病気は致死率も結構高くて怖い病気ですが、大阪ではまだ報告例はないようです(兵庫県にはあります)。稀な病気なので過度に神経質になる必要はありませんが…。最近は六甲山系で日本紅斑熱が多く発生しているようです。これもダニが媒介するので注意が必要ですが、刺されただけで症状がないのなら抗生物質は必要ないでしょう。経過観察だけでいいと思います。ちなみにSFTSはウイルス性疾患なので抗生物質は無効です。」というコメントをいただきました。こんな話を聞くと山道を歩くのが怖くなってきますね



8本脚ついでにクモを出しておきます。このハエトリグモは初めて見ました。「日本のクモ」を見ると、たぶん、ヒメカラスハエトリではないかと思います。



写真を撮っていると、カメラを気にするので、いっつもこんな写真になってしまいますね。





これは変わったハチなのですが、どうやって調べたらよいのやら。(追記2017/07/01:おちゃたてむしさんから、「4,5枚目のきれいなコバチはナガコバチ科で、おそらくAnastatus属だと思います。」というコメントをいただきました。ハチの名前、よくご存知なのに驚いています。おちゃたてむしさんの撮られた写真も見つかりました。いつもながらすごい写真を撮っておられますね





これはルリチュウレンジでしょうね。





後はスジチャタテ





何か分からない生き物。(追記2017/07/01:yas*****さんから、「わからない生き物 ハイイロチビフサヤスデの仲間じゃないでしょうか。」というコメントをいただきました。これは驚きました。まさか、ヤスデとは・・・。ハイイロチビフサヤスデで画像検索すると、気味の悪い写真がいっぱい出てきました。世の中、知らない生き物が多いですね。もう少し調べてみます。貴重なコメント、どうもありがとうございました



土手の倉庫の壁にはこんなカワゲラが止まっていました。一瞬、フタツメカワゲラかなと思ったのですが、以前、オオメコナガカワゲラかもと教えていただいた種みたいです。以前も書きましたが、この種は昔、Gibosia thoracicaとされていましたが、Flavoperlaに属名が変更になりました。「カワゲラ目録」によると、その他にもGibosia linguambitaもシノニムの一つになっています。そこで、その名で検索して次の記載論文を見つけました。

T. Kawai, "STONEFLIES (Plecoptera) FROM THE RYUKYU ISLANDS IN THE BISHOP MUSEUM, HONOLULU", Pacific Insects 10, 231 (1968). (ここからpdfが直接ダウンロードできます)

この中には頭部・前胸部の絵と翅脈などが載っていました。頭部・前胸部の模様はよく合っている感じなので、次に翅脈も比較してみました。


Aはオオメコナガカワゲラだと思っているカワゲラの翅脈です。翅脈の名称は次の論文を参考にしました。

O. Bethoux, "WING VENATION PATTERN OF PLECOPTERA (INSECTA: NEOPTERA)", Illiesia 1, 52 (2005). (ここからpdfが直接ダウンロードできます)

翅脈としてはちょっと変わった名称を用いていますが、この論文には今まで用いられたいろいろな名称の比較が載っていることと、被引用件数が56件もあるので、とりあえず採用しました。Bは参考のために載せたフタツメカワゲラ属の翅脈です。Kawai氏の論文の翅脈の図と比較すると、今回の個体はRPとCuAのところが少し違っています。ひょっとしたらそのものズバリではなくて近縁種かもしれません。フタツメカワゲラと比較すると、MとCuA辺りがだいぶ違います。やはり採集して調べなければないといけませんね。



川を離れて用水路脇を歩きました。するっと動くものがあって、その尻尾を写しました。アオダイショウかな。





用水路にはトンボがいました。これはキイロサナエだと思っている種です。



キイロサナエ♂の特徴としては、「上付属器の先端は斜めに切れ、下付属器より短い」というのが「日本のトンボ」に載っていました。これはまさにそれですね。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

わからない生き物 ハイイロチビフサヤスデの仲間じゃないでしょうか。

No title

yas*****さん、はじめましてかな。
これは驚きました。まさか、ヤスデとは・・・。ハイイロチビフサヤスデで画像検索すると、気味の悪い写真がいっぱい出てきました。世の中、知らない生き物が多いですね。もう少し調べてみます。貴重なコメント、どうもありがとうございました。

No title

ダニが媒介する病気はたくさんあります。SFTSという病気は致死率も結構高くて怖い病気ですが、大阪ではまだ報告例はないようです(兵庫県にはあります)。稀な病気なので過度に神経質になる必要はありませんが…。最近は六甲山系で日本紅斑熱が多く発生しているようです。これもダニが媒介するので注意が必要ですが、刺されただけで症状がないのなら抗生物質は必要ないでしょう。経過観察だけでいいと思います。ちなみにSFTSはウイルス性疾患なので抗生物質は無効です。

No title

ウィルスとリケッチアですか。ウィルスは抗生物質も効かないのですね。怖いですね。ダニはこれまで2度ほど噛まれたことがあります。でも、草むらを歩いていると、むしろ噛まれない方が難しいです。ともかく家に戻ったらシャワーを浴びて、体についていないか調べていますが・・・。

No title

こんばんは。
ダニは怖いですね。
私も一度やられたことがありますが、やはりしばらくの間ダニだと気づきませんでした。
4,5枚目のきれいなコバチはナガコバチ科で、おそらくAnastatus属だと思います。

No title

おちゃたてむしさん、お早うございます。

ダニは怖いですが、怖がっていると草むらでの写真は撮れないし、ちょっとジレンマがありますね。

ハチの名前、よくご存知なのに驚いています。ナガコバチ科Anastatus属ですか。おちゃたてむしさんの写真も見つかりました。いつもながらすごい写真を撮っておられますね。

小さな虫の世界を見ていると、驚くほど小さなハチが山のようにいますね。検索もだいぶ慣れてはきたのですが、ハチはまだ科の検索がやっとで(それでも間違えてばかり・・・)、それだと採集して調べようという気がなかなか起きません。来年ぐらいには取り組みたいとは思っているのですが・・・。

いつも貴重な情報を有り難うございます。これからもよろしくお願いします。
プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ