家の近くのむし探検 丸山湿原へ至る道
家の近くのむし探検 第264弾
家の近くというわけではないのですが、6月15日に車で40分ほどのところにある宝塚西谷の森公園から丸山湿原にかけての道で虫探しをしてみました。ずっと家の近くにある公園や林ばかりに行っていたので、本当に久しぶりの「遠出」になります。
西谷の森公園に車を置いて、丸山湿原に向かってゆっくり歩いていきました。丸山湿原は兵庫県最大規模の湿原なのですが、周りを柵で囲まれ、湿原にはまったく近づくことができません。それで、私は湿原そのものよりは、そこに至る道が好きです。
歩き始めてまず出迎えてくれたのはウツギの花でした。道は畑の間からやがて林の中の道に変わります。
しばらく歩くとヒゲナガガに出会えました。これは♂で、鬚もじゃではないので、ホソオビヒゲナガかなと思いました。
この辺りはこんなオドリバエがやたらたくさんいます。口が前向きについていて、前胸背板が盛り上がっています。また、後脚が捕獲脚にみたいに太くなっています。ということで、いつも公園で見ているHybos属ではないかと思います。
これは何かを捕まえているところなのですが、何を捕まえているのでしょう。
ここでシマハナアブ♀を見つけました。
そのすぐ横ではメンガタカスミカメ。これはこのブログ初めてです。
オカトラノオはまだつぼみでした。
ササユリはもうすぐ咲きそうですね。
いつものヒメクロオトシブミもいました。
このジョウカイは何でしょうね。
そしてこれはその顔です。(追記2017/06/24:通りすがりさんから、「ジョウカイボンの顔はヘリグロリンゴカミキリに見えるのですが…。」というコメントをいただきました。すみません。私の勘違いでした。調べてみると撮影時間に3分のずれがありました。止まっている葉も違います。脚の色も違うし、これは別の種ですね。ネットで調べると、確かにヘリグロリンゴカミキリの顔にそっくりです。そうかもしれません。ご指摘、どうも有難うございました)
丸山湿原は予想通りまったく見るべきものがありませんでした。ハッチョウトンボでも見つかるといいなとは思っていたのですが、そもそも柵から湿原までの距離が遠いので、いてもほとんど見えないのですが・・・。
その代り、すぐ横にテングチョウが来て止まりました。こうやって見ると、ほとんど枯葉そのものです。
そして、これはクビワウスグロホソバ。
「原色日本甲虫図鑑III」に前胸背板の形がいろいろ出ているのですが、それと比べるとホソベニボタルというのに似ている感じがしました。よくは分かりません。
ミスジチョウを見つけました。私の家の近くでは時々見られるのですが、ここでは初めてです。
駐車場まで戻ってくると、そのすぐ前でクリの花が咲いていました。まだ虫は来ていませんね。
久しぶりに遠出して虫探しをしたのですが、やはり歩いているとそれほど虫が見つかりませんね。いつもは林の入り口や公園で同じ場所を行ったり来たり2時間ほど粘っているのですが、その方がよほどたくさんの虫が見つかります。
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