廊下のむし探検 甲虫、蛾ほか
廊下のむし探検 第913弾
6月8日にマンションの廊下で見た「むし」たちの続きです。写真整理がどんどん遅れてきますね。今日は一週間前に見た「むし」たちです。
まずは壁に止まっていたこの甲虫からです。これまで何度も見たナガフトヒゲナガゾウムシではjないかと思います。これまで6月中旬から8月初めにかけて見ていましたが、6月が一番多かったです。
こちらはキボシツツハムシ。綺麗なので、いたら必ず撮影します。それで、この5年間で10回も写していました。だいたい、5月中旬から7月にかけて見ています。
クシコメツキかなとは思うのですが、今のところ、コメツキはまったく手が出せません。せめて亜科、族くらいまでは写真判定できるようになるとよいのですけど・・・。
キマワリです。「原色日本甲虫図鑑III」には触角の第3節は次節の2倍以上と書かれていますが、測ってみるとちょうど2倍でした。
また、ハムシです。どうも最近、ハムシには苦手意識が出てきました。アオバネサルハムシ、サクラサルハムシ、アオガネヒメサルハムシのあたりが似ていて迷いました。後二者は「中後脛節外側が顕著にえぐられる」とか書かれているので、写真を見ると、後脛節の先端付近がわずかにえぐられているようにも見えます。でも、顕著とはいえないので、とりあえずアオバネサルハムシかなと思っています。ハムシは採集して、じっくり観察しないと駄目ですね。今年は「甲虫の年」にしたのですが、コメツキといい、ハムシといい、だんだん課題が増えていきます。
これはイタドリハムシですね。
ここからは昨日出した蛾の残りです。これはマエシロモンキノカワガ。
ウンモンクチバか、ニセウンモンクチバのどちらか。
たぶん、トビスジアツバ。
色が薄くなっていますが、ソトウスグロアツバ。
綺麗な蛾です。でも、小さいのでそんなには目立ちません。シマフコヤガです。
蛾以外ではこんな小さなハエもいました。いつものクロバネキノコバエかなと思って撮ったのですが、後で見ると、触角を前にひゅっと伸ばしている姿が違いますし、前縁付近の翅脈も違うみたいです。たぶん、タマバエ科かな。
これは以前にも調べたことがありました。たぶん、ブリッグスウスイロチャタテかなと思われます。
クモはよくは分からないのですが、「日本のクモ」の写真と比べてみると、アサヒエビグモ♂の写真とよく似ています。確かに、触肢の先端が膨らんでいて、♂であることは確かです。クモが怖いと言いながらも近くで写真を撮っていたら、だんだん慣れてきたことは確かです。そのうち、今年は「クモの年」なんて言い始めるかもしれません。でも、アルコール入りの瓶にクモがびっしり入っている姿を想像するとぞっとしてしまいますが・・・。
実はこの日は外にも撮影に行ったのです。でも、出てすぐのところでお札を拾ってしまいました。少額だったのですが、とりあえず、交番に渡してこようと思い、歩いて15分ほどのところにある交番に「お札を拾いました」と言って渡そうとしたら、まぁ、座ってくださいと言われて、調書を取られました。その長かったこと。財布と違ってお札だけなので、特徴が書けないらしくて、いろいろ苦労されていました。結局、この日の撮影はこのゲンジボタルだけ。マンションの管理人さんに渡せばよかったかも。でも、マンションからは少し離れていたからなぁ。
雑談)目が悪くなったり、写真展を開いたりしていたので、手作り図鑑づくりがすっかり滞っていました。また、再開しようと思って、まず、これまで出したブログの整理を始めました。見るとこの1年ほど滞っています。この間に見た虫は大変な数になるでしょうね。とりあえず、虫を顕微鏡で調べたり、虫について勉強したことなどをまとめておこうと思って、「虫を調べる」記事一覧というページを更新しました。この一つ上の階層にはこのブログの付録をまとめています。ご興味のある方はご覧ください。
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