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家の近くのむし探検 ツツジ葉裏のアブラムシほか

家の近くのむし探検 第248弾

この間、アブラムシの図鑑を買ってから急にアブラムシに興味が出てきました。それで、この日(5月27日)も家の近くの公園に行ってみました。公園に植えてあるツツジについているアブラムシを探すためです。ツツジの葉を一枚一枚ひっくり返しながら、アブラムシとついでにコナジラミの蛹も探しました。





葉の縁に変わった虫がついていました。とにかく変わった形ですが、やはりアブラムシの有翅型のようです。



横から見るとこんな感じになります。腹部末端に長く伸びているは角状管のようです。長い毛がいっぱいについています。さらに、前翅前縁部に黒い帯状の模様があります。なんだか全く分からないので、「日本原色アブラムシ図鑑」の図版をぱらぱらめくっていきました。そうしたら、シイケクダアブラムシ Eutrichosipum sinenseに似たような形を持つ有翅型の写真が載っていました。隣に載っていたクワナケブカアブラムシ Greenidea kuwanaiも有翅型はこんな長い角状管を持っています。どうやらこの仲間はこんな形をしているみたいです。

これらのアブラムシはともにケクダアブラムシ亜科 Greenideinaeに入っています。「アブラムシ入門図鑑」によると、この亜科の特徴は

1)角状管は長大で、全長にわたり多数の刺毛をもつ
2)頭部は前胸と融合
3)角状管が腹端部から出ているように見える(腹部第7節が退化)
4)尾片は短く三日月状部が幅広い三角形状

ということで、1)がこの写真のような角状管を示しているみたいです。残りの項目はよく分かりません。九大の昆虫学データベースによると、この亜科には、Allotrichosiphum(1), Eutrichosiphum(4), Greenidea(6), Mollitrichosiphum(5), Ceruaphis(1), Paratrichosiphum(1)の計18種が載っています。()内は各属の種類数です。文献をいくつか調べてみたのですが、Eutrichosiphumはその後増えて8種が記録されているようです。ただ、論文に載っているのはすべて無翅型のプレパラート写真あるいは図なので、残念ながら今回の写真との比較は全くできません。この辺はもう少し別の方法を考えないと同定まではいかないようです。



これもツツジの葉にとまっていたものです。背中に刺が何本も出ています。外見上はカシワトゲマダラアブラムシに似ています。たぶん、マダラアブラムシ亜科のトゲマダラアブラムシ属 Tuberculatus辺りかなと思います。



そのほか、ツツジの葉裏にはこんな小さな虫がいっぱいついています。







拡大してみるとこんな感じで、図鑑を見ると、ケヤキブチアブラムシに似ています。これもマダラアブラムシ亜科でマダラアブラムシ族あたりかなと思っています。小さいのですが、不思議とすべての個体に翅が生えています。マダラアブラムシ亜科の説明を読むと、

1)通常、有翅型のみ
2)角状管は切り株状
3)尾片は基部でくびれていて握りこぶし状

とのことでした。翅については有翅型のみというので納得しましたが、後の項目は写真ではよく分かりません。これからどうやって攻めていけばよいのやら。検索表が欲しいですね。



アブラムシが出たついでにカメムシ目で見た虫を書いておきます。これはいつものクワキヨコバイの仲間。



それにマンションの廊下にいたヤニサシガメ



ハエと蛾を除いた後の虫はこのアミメアリ



それにルリチュウレンジの幼虫。そろそろ出てきましたね。昨年はヤドリバエとの間でバトルがあったのですが、今年は見られるかな。



マンションの廊下にいたアカマダラカゲロウ





こちらはクロズヤマトクサカゲロウの幼虫。以前にも見たことがありました。



で、最後はコガネグモでした。
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No title

クロズヤマトクサカゲロウはそちらでも見られますか。
成虫だとなかなか確定!とは言い難いだけに、ちと厄介ですね。

No title

成虫の見分け方は発する音の違いでしたっけ。当分、ヤマトクサカゲロウspとでもしておきます(笑)。
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