廊下のむし探検 カメムシとクモ
廊下のむし探検 第905弾
5月22日の「廊下のむし探検」の結果です。先日、蛾とトビケラなどを出した残りです。まだ、甲虫やハエ、ハチがよく分からないので、とりあえず名前調べの終わったカメムシとクモを出します。変な取り合わせになってしまった・・・。
見た順です。これはヒゲナガサシガメです。記録を見てみると、6月から9月中旬にかけて見ていました。
見た順だと次はクモになってしまいます。これはコカニグモ。このクモは分かりやすいので、つい撮ってしまいます。この4年間で30枚も撮っていました。時期は3月~6月、11月~12月でした。
あまりよくは分からないのですが、キハダエビグモかなと思っているクモです。5月~7月、それに12月に見ていました。4年半ほど見ていると、いろいろな虫の発生時期がだんだん分かってきますね。もっとも、あまりによく見る種は写さないので、かなりいい加減ですが・・・。
こちらはアカサシガメです。これは5月と7-8月に見ていました。
次はこのカメムシです。ヒゲナガカメムシとクロスジヒゲナガカメムシという似た種がいて、「日本原色カメムシ図鑑第3巻」の検索表によると、革質部に黒色の縦筋があるかどうかで区別できるようです。これは黒筋があるように見えるので、クロスジヒゲナガカメムシかなと思うのですが、いつも迷ってしまいます。「第1巻」の説明を読むと、革質部の黒条のほかに、第5~7腹節の結合板後縁も黒いので区別はやさしいと書かれていました。腹部の横にある結合板に黒い点が3点見えるのですが、これのことかな。
写真のピントが合っていなくて嫌になってしまうのですが、じっとしてくれないので仕方がないですね。これも以前見たことがあります。ツヤナガカメムシの仲間です。「日本原色カメムシ図鑑第3巻」によると、この仲間にはオオ、クロ、チビという3種がいて、前脚腿節腹面の棘状突起の数で見分けるのでした。実は、撮影するときはそのことを忘れていて、後で写真を見ていつも同じところでひっかかってしまいます。過去には曖昧ながら、クロかもとか、クロかオオかという結論を出していました。この写真の個体はよくは分かりません。
緑色の結構大きなクモがいました。体長を測ってみると8mmくらい。何だろうと思っていたのですが、「日本のクモ」をしげしげ眺めていると、どうやらワカバグモというカニグモ科の♂のようです。この写真のように、頭部前方、前脚基部、腹部が黒っぽくなるのは成体だそうです。
こういうアリグモがたくさんいます。腹部が長いので、ヤサアリグモではないかと思います。
これは似た種がいるので名前が分かりません。ウロコアシナガグモあたりということにします。
初めて見たときは何だろうと思いました。そのうち、ぴょんと跳んだりして・・・。カタビロクサビウンカです。1月に何度か見て、後は、5月と6月に見ています。
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