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家の近くのむし探検 ハエ、蛾、ヨコバイ幼虫ほか

家の近くのむし探検 第242弾

先週の土曜日(5月20日)にマンションの人たちに公園の植物を紹介しました。人たちといっても、私を入れて全部で6人だったのですが・・・。主だった花を選んでプリントに写真を載せ、公園で探してもらうという趣向にしたのですが、ともかく熱くてみな日陰でうろうろしていました。2,3日前に見つけたセイヨウタンポポの花が種になっていたり、オオイヌノフグリがなくなっていたりとちょっと想定外のこともあったのですが、まぁそんなところかなという感じでした。私といえばその間、花探しの手伝いをしたり、虫の写真を撮ったりしていました。その時に撮った虫の写真です。



まずは出発時にマンションの倉庫の壁にいたハエです。前にも捕まえて調べたことがありました。たぶん、その時と同じヒゲナガヤチバエだと思います。



ツツジの葉の間にいるのはヤマトエダシャクです。



これは〇〇ホソバというヒトリガ科の蛾の仲間ですが、特徴がなくてよく分かりません。



これはウスベニコヤガ。これまで5月下旬から9月の間に何回か見ています。



これはひっくり返して腹の色を見てみました。赤褐色だったので、いつものアカハラクロコメツキみたいです。







オドリバエ科のHybos属の未記載種だと思われる個体です。今頃、たくさん見ます。この間、調べようと思って採集したら、どうやら♀の方でした。♂も♀も合眼的だというのをちっとも知りませんでした。腹部末端の形を見ると、この写真はいずれも♂みたいです。



腹の白いツヤヒラタアブの仲間です。この間から何度も見ています。一匹採集しているのですが、文献が見つからなくて、どうやって調べたらよいのやら・・・。



セスジユスリカの仲間です。♂だったら採集して何とか種類が分かるかもしれません。これは♀なのでどうしようもないです。





このハエは何だろう。何となく中脚だけが捕獲脚みたいに太くなっています。口吻?が前に突き出しています。



これは以前、ブチミャクヨコバイの幼虫だろうと思った種です。似たような格好の幼虫を見たこともありました。幼虫について書かれた図鑑はまったく見つかりません。幸い、ブチミャクヨコバイ亜科については次の論文が見つかりました。

D. A. Dmitriev, "Larvae of the Leafhopper Subfamily Deltocephalinae (Homoptera, Cicadellidae) from European Russia and Adjacent Territories: 1. A Key to the Tribes Drabescini, ,Scaphytopiini, Hecalini, Limotettigini, and Opsiini", Entomol. Rev. 82, 975 (2002). (ここからpdfが直接ダウンロードできます)

この中で、ブチミャクヨコバイの含まれるDrabescus属の幼虫の絵が描かれているのですが、この写真の個体とよく似ています。試しに、検索表をちょっと辿ってみました。Drabescus属の含まれるDrabecini族は最初に出てきて、

腹部末端節が深く2裂する(全体の2/3以上);頭は前に突き出し・・・

となっていました。まさにその通りです。筆者はこの族に属するものとしてDrabescus属だけを扱っているので、何とも言えないのですが、たぶん、このように腹部末端が大きく二つに分かれているのはブチミャクヨコバイの仲間として見て良さそうです。九大昆虫学データベースによると、Drabescusには6種記録されていて、いずれも本州に分布しています。まだ、種までは到達できません。



これもだいぶ悩んだのですが、斑紋が一致していると思われるのはクリオビキヒメハマキでした。「標準図鑑」によると、本州で6-10月に見られるとのことです。私は初めて見ました。



それからシマサシガメの幼虫。



最後はヤミイロカニグモと思われるクモでした。短い時間だったのですが、結構、見られましたね。


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