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廊下のむし探検 トビケラ、チャタテなど

廊下のむし探検 第895弾

写真整理がだいぶ遅れているので、続けてブログに出すことにしました。4月18日分の「廊下のむし探検」の結果の続きです。



これはニンギョウトビケラの仲間です。以前も調べたことがあったのですが、日本産ニンギョウトビケラ属 Goeraには15種もいて、そのうち、近畿地方で見つかりそうなのはニンギョウトビケラ、クルビスピナニンギョウトビケラ、キョウトニンギョウトビケラ、クロニンギョウトビケラ、カワモトニンギョウトビケラの5種です。決め手は腹部腹板の刺なので、とりあえず、採集しないとどれだか判断できません。(追記2017/04/27:ニンギョウトビケラについてはもう少し詳しく調べたことがあったので、そちらにリンクしておきました



次はこのチャタテムシです。廊下の手すりに縁に止まっていてすぐに向こう側に隠れてしまったので、こんな写真しかありません。雰囲気的には以前見たヨツモンホソチャタテみたいですが、ちょっと斑紋が違っていたので、もう一度調べてみようかなと思って、翅脈から調べてみました。



ここで注目するのは、後小室があって、それとM脈がm-cuという横脈でつながっていること、それに、縁紋とRs脈がr1-rs横脈でつながっていることです。この条件でほぼホソチャタテ科になります。「Checklist of Japanese Psocoptera」によると、ホソチャタテ科にはGraphosocusとStenopsocuoの2属の7種が記録され、このうち近畿に棲んでいそうなのは5種。この5種はいずれも次の論文に載っているので、検索表が使えそうです。

富田 康弘、芳賀 和夫、「日本産チャタテムシ目の目録と検索表」、筑波大学菅平高原実験センター研究報告 12, 35 (1992). (ここからダウンロードできます)

1)縁紋はRs脈と横脈で結合する、2)後小室と中脈の間の横脈は短い;前翅には目立った斑紋がある、という条件から、初めの予想通り、Graphopsocus cruciatus(ヨツモンホソチャタテ)になりました。後小室と中脈の間の横脈(m-cu)がそれほど短くないのがちょっと気になったのですけど・・・。





ガガンボはいろいろといるのですが、今のところ手が出せません。





クロバネキノコバエとタマバエの仲間。タマバエは調べたら属くらいまでならいけるかなぁ。



こんなハチが床でばたばたしていました。「日本産ハナバチ図鑑」を見ると、こんなに触角の長いのは、シロスジヒゲナガハナバチ、シナヒゲナガハナバチ、ニッポンヒゲナガハナバチ、オキナワヒゲナガハナバチ、ミツクリヒゲナガハナバチの5種の♂です。このうち、シナとオキナワは分布が違うので外すことができます。



さらに、亜縁室が3つあることから、シロスジを外せます。残ったのはニッポンとミツクリなのですが、ミツクリは触角がやや短く、発生時期が8-11月なので外せるとすると、残りのニッポンヒゲナガハナバチでよいのかなと思いました。






これは♂の羽アリかな。



このハチはなんでしょうね。ハチは見ても科もよく分かりません。



最後はゴキブリの幼虫でした。「日本産幼虫図鑑」を見ると、チャバネゴキブリは胸部背面に大きな黄褐色紋があるというので、これはモリチャバネゴキブリでよいかなと思いました。
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