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廊下のむし探検 甲虫とクモ

廊下のむし探検 第892弾

最近は、散歩に行ったときに花も撮り始めたのでその整理が大変です。花も拡大してみると、いろいろと変わった構造が見られるのですが、図鑑にもちっとも説明が載っていません。その資料探しに時間がかかって・・・。

それで、まだ、4月16日の虫の名前調べをしています。とりあえず、甲虫とクモを調べてみました。





最初はこの間から見ているキクイムシです。「原色日本甲虫図鑑IV」の図版と比較すると、ルイスザイノキクイムシとか、ヤツバキクイムシあたりと似ています。でも、ここからが進みません。それで、今回は2匹ほど採集してきたので、検索をしてみようと思います。

後藤秀章、「日本産キクイムシ類分類学研究の歴史と種リスト」、日林誌 91, 479 (2009). (ここからダウンロードできます)

この論文にはキクイムシ類の種リストが載っているのですが、日本産キクイムシ科は2亜科14族302種、ナガキクイムシ科は18種です。相当な数になります。上の2種のどちらかかというのであれば、ルイスザイノはAmbrosiodmus属、ヤツバはIps属なので、属の検索を行うだけで見当ぐらいはつきます。それで、とりあえず属の検索をしてみようと思っています。まだ、ですが・・・。論文としては、Nobuchi(1971)とWood(1986)に属の検索表が載っているのですが、Nobuchi(1971)のは今の分類とは異なっているので、まず分類の整理もしないといけません。いろいろと大変です。整理がついたら検索を試してみます。



コメツキも出てきました。これは見覚えがあります。



ひっくり返してみると腹が赤いので、アカハラクロコメツキでしょう。ただ、写真を撮るのが大変。ひっくり返すとすぐに元に戻ってしまうから。でも、何度もやっているうちに諦めたみたいで、じっとしていました。



このコメツキは何でしょう。よく分かりません。上からも撮ればよかった。(追記2017/06/03:通りすがりさんから、「不明コメツキはProsterini族と思います。」というコメントをいただきました



これはコアオハナムグリだと思うのですが、これも確かめた方がよいかなと後で思いました。それで、「日本産コガネムムシ上科標準図鑑」の検索表を見てみました。中胸腹板突起の形と後跗節第1節の外角が尖るかどうかで属が分かれます。いずれにしても採集しないと難しそうです。と思ったところで、そういえば以前にも調べたことがあったなと思い出しました。こちらに書いてありました。この時は検索をしたのですが、間違ってハナムグリ属に行ってしまいました。後で、通りすがりさんに腹の色が黒ければコハナムグリだと教えてもらいました。これもひっくり返せばよかったですね。



小さい甲虫ですが、この間も見ました。たぶん、アカホソアリモドキ





ハネカクシも蛇のように首を上げるのですね。ハネカクシはギブアップ状態で調べていません。



ハムシダマシです。これにはフジハムシダマシ、ナガハムシダマシという似た種がいたのでしたね。これについても、以前、調べたことがありました。いくつかの項目があるのですが、眼の横幅と眼間距離との関係が簡単でした。このときの記事によれば、フジの眼間距離は複眼横径の♂でおよそ1.5倍、♀で3.5倍(ナガでは2倍と2.2倍)でした。これで測ってみると、複眼が一部凹んでいてどこで測るか困ったのですが、最大径で測ると1.5倍になりました。たぶん、フジハムシダマシの♂かなと思っています。



これはイチモンジハムシかな。






この小さなゾウムシは苦手だなぁ。たぶん、ユアサハナゾウムシかなと思っているのですが・・・。これで甲虫は終わりです。



後はクモです。これは頭胸部が茶色いのでだいぶ迷ったのですが、形や脚の色からコカニグモかなと思っています。



これは以前も見たことがあります。その時の判断があっていれば、ネコグモ科のネコグモです。



これもよく分からないのですが、全体の形が長細いので、ヤサアリグモかなと思っています。




シラホシコゲチャハエトリ



これは似た種が多いので、はっきりしたことは言えないと思いますが、たぶん、ハラクロコモリグモか、その周辺だと思います。

後はハチやハエが残っているのですが、ハチでてこずっています。もう少し時間がかかるかも。(追記:2017/04/23:ブログをアップし終わったと思って、散歩に行き、帰ってきてブログを見たらビックリ。写真が入っていませんでした。途中でエラーが出たのですが、構わず書いていたらこうなりました。この間も似たようなことがあったのですが・・・。どうしたのかなぁ
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No title

こちらでもアカハラクロコメツキが出てきました。
慣れれば背面からでも直ぐにそれと分かるコメツキですよね。

不明コメツキはProsterini族と思います。

No title

アカハラクロコメツキに関しては長野と大阪、意外に時期が一致していますね。もっとも大阪といっても北側の山になりますが・・・。

コメツキ、族まででも言えるようになるといいですね。羨ましい限りです。以前、検索を試みたのですが、どうも検索表がしっくりこなくて挫折していました。今年は「甲虫の年」だと思っているので、また、チャレンジしてみます。

No title

こちらは長野と言っても、南部の標高800メートルくらいです。
アカハラクロコメツキやハマダラハルカなど、22日に一段と多くの虫たちが見られる様になったところです。
今年は春が遅かったけど、一気に進んだ感じですね。

No title

ずいぶん、標高の高いところにお住まいなんですね。私のところも山といえば山ですが、標高100メートルくらいです。長野は若いころに山登りであちこち行ったことがあります。ちょっと懐かしいです。

こちらでも虫はこの1週間で急に出てきました。とにかく名前調べが大変で大変で・・・。
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