廊下のむし探検 蛾とカメムシ
廊下のむし探検 第891弾
5日前の16日にマンションの廊下で見た虫たちです。いろいろといたのですが、今回は蛾とカメムシだけです。
今年は蛾が少ないのですが、この日は少しはいました。これはいつもいるクロスジアオナミシャクです。
これはたぶん、初めて見たと思ったので、「標準図鑑」でいろいろ探してみました。結局、シロモンクロシンクイあたりのシンクイガ科らしいことが分かりました。ただ、この種にはニセシロモンクロシンクイという似た種がいるようです。図鑑によると、前翅基部に黄白色の横線をもたないこと、翅頂付近の内縁側の細線がより細いことが、ニセシロモンクロとの区別点のようです。翅基部に横線は見当たらないので、たぶん、シロモンクロシンクイの方かなと思いましたが、よくは分かりません。
次はこの蛾ですが、死んでいました。
こちらはオオトビスジエダシャク。
カバナミシャクは相変わらず分かりません。
次はアオシャクです。この手の蛾はJodis属なのですが、似たものが多くてどうも苦手です。大きさを記録していたらよかったのですが、それもしなくて・・・。それで、図鑑で似ている種をいろいろと集めて、外横線の形を比べてみました。
著作権の関係で画質を落としています。こうやって比べてみると、違いが少し分かるようになります。一番似ていたのはオオナミガタアオシャクだと思ったのですが、どうでしょうね。
次はカメムシ目です。マンションの廊下にアメンボが時々やってくるのですが、明りに集まってくるのでしょうね。アメンボもよく似ていてぱっと見ただけだと違いがよく分かりません。それで、「淀川水系のアメンボ検索表」という絵解き検索を参考にさせていただきました。
検索表を順番に調べていったのですが、ポイントを図示すると、このようになります。前脚跗節の写真ははっきりしないのですが、第1節が明らかに長いということはないので、たぶん大丈夫でしょう。だとすると、これはナミアメンボになりました。もう少しいろいろな種を見てみたいです。
いつもいるマツヘリカメムシ。
それにミツボシツチカメムシ。
変わったところではこんなカメムシがいました。たぶん、ホソコバネナガカメムシ。これは以前にも見たことがありました。調べてみると、2年前の4月10日と30日でした。やはり今頃なのですね。2本の触角の間にあるのは口吻でしょう。図鑑によると口吻は4節ということですが、たぶん、そうなのでしょうね。
最後はこのヨコバイ。名前は分かりません。
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