廊下のむし探検 ハチ、ハエほか
廊下のむし探検 第890弾
4月13日分の続きです。
この日はこういう小さなハナバチが廊下にいっぱいいました。1フロアで20匹くらい。写真を撮って後で調べてみると、矢印の部分に裁断されたような翅脈が見えるので、たぶん、チビヒメハナバチだと思われます。ついでに頭盾が黄白色なので♂。
これも同じですね。床のでっぱりの幅が3mmなので、それと比べると大きさが分かります。
これはもう少し大きかったのですが、後脚脛節と基跗節に花粉刷毛(はけ)という花粉を集めるための毛が生えているので、たぶん、♀の方ですね。
これは別のハチです。
腹部に毛の帯があり、前胸背板には毛がほとんどないので、この間もいたヒメハラナガツチバチだと思います。
これもハチです。これはナギナタハバチの仲間ですが、これについては以前検索をしたことがありました。そのときはナギナタハバチ科ナギナタハバチ亜科ナギナタハバチ属のマダラナギナタハバチになったのですが、今度もたぶん、同じ種でしょう。産卵管があるので♀の方です。
ハエは例によってオドリバエ科が数匹いました。翅脈のR4が分岐していないので、たぶん、Rhamphomyia属でしょうね。複眼がくっついているので、共に♂。
こちらはクロバネキノコバエ科の交尾です。
この綺麗なガガンボも以前見たことがあります。その時は科の検索をして、ヒメガガンボ科になったのですが、それから先が進めませんでした。腹部末端を見ると、これは♂みたいです。何とか調べる方法はないかなぁ。
後はヒゲナガカワトビケラ。これはむちゃくちゃ多いです。
トビケラもいくつかいるのですが、上はシマトビケラの仲間かな。下はニンギョウトビケラの仲間かなぁ。捕まえて検索しないとよく分かりません。
後はいつものオナシカワゲラ。オナシカワゲラ科は写真左上のようなX型の翅脈が見られます。淡水ベントス研究所というサイトに日本産の種リストが載っているのですが、Nemoura属だけでも種類が多いので、種群の区別から調べないといけません。今、文献を探しているところです。
カゲロウの亜成虫もいました。眼が大きいので♂ですね。尾が2本なので、ヒラタカゲロウの仲間かな。
最後はナガメとマツヘリカメムシでした。
4月半ばともなると、やはり虫が多くなりますね。パソコンをやりすぎたのか、3週間ほど前から右腕の筋が痛くなってしまい、「大図鑑」のような重いものが持ち上げられなくなってしまいました。マウスを扱うのも結構疲労感があって長時間の操作ができません。ネットで調べると、腱鞘炎のなりかけかもしれません。右目は見えないし、右手が使えないし、もうどうしようもないですね。
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