廊下のむし探検 甲虫、蛾など
廊下のむし探検 第107弾
昨日の「廊下のむし探検」の結果です。今回は小さな蛾の名前が分からず、昨日からずっと悶々としていたのですが、とうとう諦めて出すことにします。
まずは甲虫からです。
いつもメスばかりだったのですが、今日はオスのクワガタが来ていました。大顎が発達していなくてよく分からないのですが、おそらくコクワガタかなと思っています。
あまり特徴のないカミキリなので、名前調べが大変でした。チャイロヒメカミキリに似ているような気がしますが、どうでしょう。
この間から何度か出てきたオジロアシナガゾウムシです。
これもこの間から出てきているシロヒゲナガゾウムシです。カミキリとゾウムシの名前調べは少し慣れてきました。
ベッコウガガンボが窓のところで飛び回っていました。いつも止まっているところばかり見ていたので、初め何が飛んでいるのか分かりませんでした。(追記:「一寸のハエにも五分の大和魂」という双翅目の掲示板を見ていて、クシヒゲガガンボ属のホリカワクシヒゲガガンボらしいことが分かりました。)
地下駐車場の天井に止まっていました。恐ろしく長い触角です。写真からかなりはみ出しています。図鑑で調べてみるとホシササキリかなと思うのですが、どうでしょう。
次は蛾に移ります。
同じく地下駐車場の天井に大型の蛾が止まっていました。ヤガ科のハグルマトモエです。よく見ると見事な模様ですね。
一昨日、メスのチャドクガが2匹いたのですが、今日はオスが2匹いました。黒い個体がオス、黄色い個体がメスなのですが、図鑑によれば、第1化(7月上旬)のオスは圧倒的に黒褐色の個体が多く、第2化(10月上旬~中旬)はメス型ばかりになると書いてありました。この仲間は触角が立派なので、オスだとすぐに分かります。(蛾をやっている人は2匹と言わずになぜか2頭と言うのですが、ちょっとマニアっぽくなるので、ここでは2匹にしておきます)。
これはシャクガ科のフタテンオエダシャクです。以前にも出てきたと思います。
異様な形をして止まっていますが、これも蛾の仲間です。翅をよく見るとシマメイガっぽい模様をしています。クシヒゲシマメイガです。これまでに4匹採集していますが、いずれも7月でした。
すっきりした形の蛾です。これはヒトスジオオメイガといいます。
この真っ白な蛾はシロツトガです。白が輝いていて、とても綺麗です。(追記:マエキツトガのようです)
あまり特徴のない蛾ですが、翅の形、黒い点、下唇鬚が名前を探すときの決め手になりました。おそらく、ムモンヒロバキバガではないかと思います。(追記:和名がムモンハビロキバガに変更されているようです)
さて問題の蛾にやってきました。
こんなにはっきりした模様なのに、大図鑑と標準図鑑を何度見ても名前が分かりませんでした。とうとうギブアップです。
こちらの方は模様もはっきりしないので、初めからギブアップ気味でした。
小さな蛾になると名前調べがなかなか大変です。
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