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廊下のむし探検 ハエ目

廊下のむし探検 第872弾

昨日の「廊下のむし探検」で残りのハエ目の虫たちです。









例によってユスリカはいっぱいいました。先日、黒っぽいユスリカを3匹捕まえたので、一応、以前捕まえた個体も加えて亜科の検索をしてみました。大きなユスリカはヤマユスリカ亜科、比較的小さいのはエリユスリカ亜科になりました。この両者は写真でも翅のMCu横脈があるかないかで見分けられます。あれば、ヤマユスリカ亜科ほか、なければエリユスリカ亜科ほかになります。さらに、ヤマユスリカはFCuという分岐がMCu横脈より基部にあります。このことから、一番上の写真を見ると、FCu分岐(矢印)と写真では見えないMCu横脈(あればこの辺というところに矢印を入れてあります)の関係がヤマユスリカと似ている感じです。その他の写真の個体はMCu横脈がなく、さらに、前脛節の長さが跗節第1節より長いこと(2番めの写真の矢印)から、たぶん、エリユスリカ亜科だろうと思われます。

昨日はこうやって、廊下で今頃見られるユスリカの分類をしてみました。以前採集したヤマユスリカ亜科らしい個体はさらに属の検索をしてみたのですが、フサユキユスリカ属になりました(まだ、怪しいのですが・・・)。この属には3種記録されているのですが、「日本産水生昆虫」によると、タカタユキユスリカが本州ではもっとも普通と書かれているので、今のところ、第1候補になっています。



次はこのハエです。後脚跗節第1節が太くなっている(矢印)ので、フンコバエ科だと思われます。フンコバエ科についてはこの間詳しく調べました。この個体は腿節に黄褐色の輪(矢印)が見られるので、たぶん、マダラオオフンコバエではないかと思われます。



こちらも後脚跗節第1節が太くて短いのでフンコバエ科ですが、腿節が黒いので、ヤマトオオフンコバエかもしれません。



ちょうど風が吹いて翅が広がりました。これで翅脈が見えるようになったので、検索できますね。でも、たぶん、キノコバエ科までは確かみたいです。



次はヌカカ科です。これも以前、Forcipomyia属ではと教えていただいたのですが、それから進んでいません。以前、採集した個体があるので、一度、調べてみます。



先日もいたオドリバエ科です。両方の複眼がくっついている(合眼的)ので♂の方ですね。翅脈からは、たぶん、この間と同じRhamphomyia属だと思われます。今回は採集しませんでした。




次はこれ。翅の前縁に2箇所切れ目があり、触角刺毛に長い枝がついています。たぶん、ショウジョウバエ科だと思われます。これは採集したので、もう少し分かるかもしれません。



写真のピントが翅に合ってしまったのですが、これは以前ルリセダカショウジョウバエと教えていただいた種と似ています。これも採集したので、今度調べてみます。



最後もたぶん、ショウジョウバエ科?。これも採集したので、今度調べてみます。(追記2017/02/20:検索の結果、キモグリバエ科になりました。たぶん、以前も調べたヤマギシモリノキモグリバエのようです。顕微鏡写真を撮っていて、あれっ、以前も撮ったなと思い出しました

という具合にショウジョウバエ科らしい個体が3匹捕まりました。ショウジョウバエ科はこの間検索を試みたばかりなのと、情報が多いので、検索のやりがいがあります。ちょっと楽しみです。
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