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廊下のむし探検 昨日の虫

廊下のむし探検 第860弾

レコード大賞を見ながら、昨日のマンションの廊下で見た虫の写真の整理をしています。





ぱっと見渡して廊下にはほとんど何も見えません。そんな時は諦めて、今頃たくさんいるキモグリバエを写すことにしています。このハエは、毎年、冬になるとマンションの東側の壁にびっしりついています。窓を開けたりすると、わっと入ってきて大変なことになります。でも、キモグリバエの仲間というだけで、名前は分かりません。



廊下をぶらぶら手持無沙汰で歩いていたら、やっと虫らしい虫に出会えました。キリガの仲間です。これには似た種がいたのでしたね。過去の記事を見ると、いろいろと苦労しながら名前を決めていました(こちらこちらをご覧ください)。その時の知見からだと、これはヤマノモンキリガでしょうね。





これはこの間もいたハエです。翅脈からオドリバエではないかと思ったのですが、よく見ると、翅脈が結構変わっています。



そこで、翅脈に名前を付けてみました。名称は「双翅目(ハエ目)昆虫の検索システムに関する研究」という三枝豊平氏の科研費の報告書(この題目で検索するとpdfがダウンロードできます)に載っている図によっています。?マークにしたのは、こんなところに脈があるのはおかしいなと思ったからで、また、CuA+CuPはほとんど脈らしい脈がなくて折り目にしか見えなかったからです。翅脈で変わっているなと思ったのは、1)Sc脈が急に曲がって前縁に達しているところ(通常のオドリバエでは前縁に平行になって先端が不明瞭になっていることが多い)、2)R4がR5と大きな角度で分岐した後に急に曲がってR5にやや平行に近く走っている(通常は、分岐した後、そのまままっすぐ伸びていることが多い)、それに、3)M2とM3+4をつなぐ脈が曲がっているところ、4)CuA+CuPが不明瞭になっているところなどです。こんなところに注目して、MND(Manual of Nearctic Diptera)を見てみると、Hilara属の翅脈が似ていることに気が付きました。それで、三枝氏の報告書の中にある検索表で確かめてみました。一か所、「口吻は長く下方を向く」というのが、この写真では確かめられません。でも、もしこれが合っているのならば、Hilara属Hilara亜属に到達します。一応、採集したので、今度確かめてみます。





これはユスリカの♂です。腹部末端にある把握器の先端が曲がっています。それで、ユスリカ亜科ではないことだけは確かです。たぶん、エリユスリカ亜科だと思うのですが、これも採集したので、今度、調べてみます。



最後はクモでネコハグモです。

このほかにも虫が数種いたのですが、もう少し調べてから出すことにします。冬になって虫は少なくなってきたのですが、それなりに調べる虫がいて意外に忙しいです。
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