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廊下のむし探検 虫は少ない

廊下のむし探検 第859弾

23日にマンションの廊下を歩いて見つけた「むし」たちです。やはり今頃になると少なくなりますね。



この日の最初はこの蛾からです。ウスミドリナミシャクです。蛾はこれ1匹だけでした。それにしても今年は蛾が少ないですね。例年の今頃だとフユシャクが何種か見られるはずなのですが・・・。改修工事でマンションの壁を塗り替えたのが関係しているのかなぁ。



カメムシではケブカカスミカメを時々見ます。



それからヒメナガカメムシ。(追記2016/12/29:菅井 桃李さんから、「ヒメナガカメムシではなく、同属のセスジヒメナガカメムシですね。小盾板に黒いTなら、セスジヒメナガカメムシの方です。」というコメントをいただきました。そんなのがいるのは初めて知りました。確かに、「日本原色カメムシ図鑑第3巻」には載っていますね。小盾板が側縁を除き、全体に黒色ならばヒメナガカメムシ。小盾板は広い黄色部をもち、T字状の黒色紋を具えるとセスジヒメナガカメムシ。確かに今回のはセスジヒメナガカメムシのようです。これまで撮った写真も見直してみなくちゃ。貴重な情報をどうも有難うございました

(追記2016/12/30:ヒメナガカメムシとセスジヒメナガカメムシの比較図を作ってみました。



これまで撮った写真を見てみると、ポツポツとセスジが混じっていました。よく分からない個体もいましたが・・・




前翅長2.7mm。小さいヨコバイだと思うのですが、名前が分かりませんでした。(追記2016/12/29:そらさんから、「小さなヨコバイは、ヨツモンヒメヨコバイに似ていますが、こんなに色の濃いのがいるのかは分かりません。」というコメントをいただきました



これはケナガスグリゾウムシかな。





ハエは例によって名前はおろか、科も分かりません。これは採集したのかなぁ。

追記2016/12/29:そらさんから、「ゾウムシの次の最初のハエは「ご近所の小さな生き物たちフォト」掲載のアシナガバエ科の仲間1に似ているように見えます。」というコメントをいただきました。さらに、菅井 桃李さんから、「件のアシナガバエ科の仲間1は、1から3枚目と、4から7枚目は、腿節の色から別種かも。このアシナガバエは、長野で11月10日に見た「やけに遅くまで居る大きなMedetera」と思ったものに似てますねえ。未同定な上に少なくとも別種に見えますが…。」というコメントをいただきました。どうやら、アシナガバエ科のMedetera属みたいです。以前、菅井 桃李さんから紹介していただいた田悟敏弘、「関東地方にて採集したアシナガバエ科の記録」、はなあぶ 30-2、1 (2010)にはMedeteraはgrisescens一種類だけが載っていて、この個体と比べると確かにR4+5とM1+2が翅縁に向かって接近しているところなどは似ている感じです。ただ、この種は「日本昆虫目録第8巻」によると、日本では石垣島だけに産することになっていました。また、Medetera属はこの「目録」によると15種。そのうち、本州産は5種になっていました。

K. Masunaga and T. Saigusa, "A Taxonomic Study of the Genus Medetera Fischer von Waldheim of Japan (Diptera: Dolichopodidae)", Entomol. Sci. 1, 611 (1998). (ここからダウンロードできます)

この論文には日本産Medetera属15種とその検索表が載っていました。写真を使ってざっと検索してみると、M. grisescensになりそうな感じですが、脚の色に関しては「はなあぶ」の記述とは違っています。冷凍庫を見てみると、一応、この写真の個体は採集していたので今度調べてみます。ただ、なぜか触角が取れていた・・・。検索には重要なのに・・
・)



これは採集しようと思いました。まずは撮影からと思って撮っていたら逃げられてしまいました。写真のピントも今一つだし、やはり採集か撮影かどちらかに決めてしまわないとだめですね。



だいぶ注意して撮影したのですが、Sc脈が写っていません。前縁脈に達している風でもないので、たぶん、ガガンボ科だとは思うのですが・・・。ガガンボの撮影は難しい。



この間から、このミカドオオアリをよく見ます。



趣味的に顔を拡大してみました。まぁ、どうってことはないですね。



これはひょっとして昨日検索したヒラフシアリかもしれません。



これは変わった形のクモです。「日本のクモ」で調べてみると、ガザミグモみたいです。去年の3月と5月に見ていました。



これはササグモ



そして、ヤミイロカニグモです。

こうやって書いていくと、そこそこの数の「むし」くんがいましたね。目立った種はいなかったのですが・・・。今日も廊下を歩こうと思っていたのですが、風花が飛んでくるような寒さと強い風が吹いていたため諦めました。
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No title

こんばんは、

ゾウムシの次の最初のハエは「ご近所の小さな生き物たちフォト」掲載のアシナガバエ科の仲間1に似ているように見えます。次ハエは、見たことある感じですが分かりません。
小さなヨコバイは、ヨツモンヒメヨコバイに似ていますねが、こんなに色の濃いのがいるのかは分かりません。

No title

件のアシナガバエ科の仲間1は、1から3枚目と、4から7枚目は、腿節の色から別種かも。
このアシナガバエは、長野で11月10日に見た「やけに遅くまで居る大きなMedetera」と思ったものに似てますねえ。
未同定な上に少なくとも別種に見えますが…

No title

勢いで投稿してしまったorz

ヒメナガカメムシではなく、同属のセスジヒメナガカメムシですね。
小盾板に黒いTなら、セスジヒメナガカメムシの方です。

No title

そらさん、菅井 桃李さん、お早うございます。

何となく、ハエだと盛り上がりますね。アシナガバエというと、あのピカピカのハエばかりを見ていたので、脚が長いなとは思ったのですが、まさかアシナガバエ科だとは思いませんでした。どうも有難うございました。以前、菅井 桃李さんから、「ハナアブ」の文献を教えていただき、一度調べてみたことがあったのですが、どうも記述と合わないところがあって、ちょっと嫌になっていました。「ハナアブ」にはMedeteraはgrisescens一種類だけが載っていて、この個体と比べると確かにR4+5とM1+2が翅縁に向かって接近しているところなどは似ている感じです。ピントが甘くて小さな刺毛までは写っていないのが残念。Medeteraは「目録」によると15種。そのうち、本州産は5種。でも、まだまだほかにもいるのでしょうね。

どうも貴重な情報をありがとうございました。

No title

確かにヨツモンヒメヨコバイに似ていますね。ヨコバイは図鑑や論文類が手元になくて、そのままになっています。写真ばかり溜まってきて・・・。

No title

セスジヒメナガカメムシですか。そんなのがいるのは初めて知りました。確かに、第3巻には載っていますね。小盾板が側縁を除き、全体に黒色ならばヒメナガカメムシ。小盾板は広い黄色部をもち、T字状の黒色紋を具えるとセスジヒメナガカメムシ。確かに今回のはセスジヒメナガカメムシのようです。これまで撮った写真も見直してみなくちゃ。どうも情報を有難うございました。
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