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廊下のむし探検 マツバウンラン、後はハエ、カメムシ

廊下のむし探検 第851弾

マンションの廊下を歩いても、ハエとカメムシばかり。ハエも調べ始めると大変なのでできれば避けたいところ。それで、ちょっとだけマンションの庭を見てみました。廊下ではないのですけど・・・。



こんな綺麗な花が咲いていました。マツバウンランという帰化植物です。「日本帰化植物写真図鑑」によると、北米原産でアジア、南米に帰化しているそうです。日本では1941年に京都市伏見区向島で採集されたのが初めてで、現在では北関東、北陸以西に分布しているようです。この図鑑にはゴマノハグサ科になっていますが、最近、植物の分類は何が何だか分からなくなっています。「植物分類表」(アボック社、2009)にはDNAを基にしたAPG IIの分類が載っていますが、これによると、実にオオバコ科だそうです。ほかにもオオイヌノフグリやクワガタソウなんかも入っています。



ヒメジョオン?の花にはウスモンミドリカスミカメがいました。

後はマンションの廊下です。



クヌギカメムシの仲間がいました。この間は、後ろから撮って♂生殖節の形が分かり、ヘラクヌギカメムシだと分かりました。



今回も撮ったのですが、翅が邪魔でちょっと見えませんね。



これはヒメバチの仲間でしょうが、ヒメバチはなかなか調べる意欲が湧きません。後はハエです。





大きなハエです。たぶん、キンバエの仲間ですね。ネットでいろいろと調べたのですが、オビキンバエあたりのハエかなと思ったのですが、田中氏の「屋内害虫の同定法(3)双翅目の主な屋内害虫」(ここからダウンロードできます)に載っている検索表では翅の基部の毛などを見なければいけなくてやはり採集した方がよさそうです。



これもよく見る格好のハエですが、ヤドリバエ科でしょうか。



これはシマバエの仲間かな。捕まえようとしたら、逃げられてしまいました。



そして、この間からいるこのハエ。以前、採集した個体があったので、昨日、検索をしてみました。



こんな図まで作って・・・。これは写真を撮って、剛毛だけ赤鉛筆でトレースしたものです。「大図鑑」の検索表で何度か検索を試みたのですが、迷いに迷って最終的には以前も到達したシロガネコバエ科になりました。ただ、後単眼剛毛(pvt)が交差しているところがどうも気になります。MNDによると、平行もしくはやや収斂程度で、いろいろな絵に載っているのもみなそのようです。やはり違うのかもしれません。(追記2018/04/09:シロガネコバエ科は「日本昆虫目録第8巻」によるとクロコバエ科になっていました。また、その後、検索をしてみてミナミクロコバエ Desmometopa micropsではないかと思っています。詳細はこちらこちら





ニセケバエですね。以前、花に来ている種についてMNDに載っている検索表で調べたことがありました。この時は検索表が変なのか、属の検索もうまくいきませんでした。おまけに、菅井 桃李さんからは、相当数の未記載種がいるというコメントまでもらって・・・。まだ、採集していないのですが、一度、調べてみようとは思っています。





把握器の先端が折れ曲がっているので、たぶん、この間からいるエリユスリカ亜科の♂ですね。ダニがくっついているので採集しませんでした。



こちらはその♀かな。

先日来、小さなハエの検索をしているのですが、1匹を調べるのに何日もかかっています。だいぶ、慣れたと思っていたのですが・・・。特に頭部の剛毛には悩まされます。それで、写真を撮って毛をなぞって一本一本見ていくようなことをしています。この間のミギワバエらしきハエも大変でしたが、今回のハエも大変でなかなか最終的な結論に達しません。もう少しの我慢なのかなとも思うのですが、もうめげそうです。
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