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廊下のむし探検 ニトベエダシャクほか

廊下のむし探検 第842弾

3日前にマンションの廊下を歩いて見つけた虫です。この間から、晩秋の定番、ニトベエダシャクとチャエダシャクが出てこないかと探していたのですが、この日ようやく見つけました。



こちらがニトベエダシャク



そして、こちらがチャエダシャクです。ニトベエダシャクはこの3年、11月17日、11月10日、11月19日が初見日でした。今年は廊下を毎日見ていたわけではないのですが、例年よりちょっと遅めかなということになります。一方、チャエダシャクは11月26日、11月11日、11月6日だったので、まぁ、例年並みか少し遅めということですね。でも、毎年現れる虫が出てきてくれるとほっとします。



その他の蛾です。これはウスバフタホシコケガで、翅に鱗粉がなくて、毛が生えている種でしたね。



これはトビモンアツバかな。この手の蛾はいつも悩みます。



甲虫はいつもの連中です。これはヤサイゾウムシ



ウリハムシ



それに、たぶん、前日いた個体と同じだと思うのですが、ウバタマムシです。



これはケバエ科の♂ですね。後脚の跗節が膨れていて、今頃出てくるので、ウスイロアシブトケバエかなと思うのですが、一度、ちゃんと調べておこうと思って検索をしてみました。♀については以前、詳しく調べてブログに出していました。♂は初めてですね。検索表は次の論文に載っています。

D. E. Hardy and M. Takahashi, Pacific Insects 2, 383 (1960) (ここからpdfがダウンロード可能)

ここからウスイロアシブトケバエ♂に至る部分を抜き出すと次のようになります。



これを写真で確かめていきたいと思います。



まず、この写真では左右の複眼が接しているので♂、脚が赤褐色であること、翅が透明なことを見ます。



この部分からは辛うじて見える平均棍の色が黄色であること、それに胸背に生える毛が黄色であることを見ます。



これは後脚の写真ですが、跗節第1節が膨らんでいます。この長さ/幅を測ってみると3.5倍、検索表よりちょっと大きめですが、まあいいのでしょう。脛節末端の幅/跗節第1節の幅は1.1となりほぼ等しいことが分かりました。



これは前脚の写真です。脛節末端に1対の刺があります。これがケバエ科の特徴ですが、その先端が尖っていること、内側の刺が短いこと、その長さは1/2より短いことがこの写真から分かります。



次は翅脈です。翅脈の名称はManual of Nearctic Diptera Vol. 1に従って付けましたが、「大図鑑」風にするにはどのようにしたらよいのかよく分かりません。ともかく、ここではRs脈の基部の長さとr-m横脈の長さがほぼ等しいことが分かります。これですべての項目が確かめられたことになり、無事にウスイロアシブトケバエ Bibio flavihalterになりました。本当は腹部末端の形状も確かめたらよかったですね。残念ながら採集しませんでした。





アシナガグモもときどき撮影するのですが、名前をどうやって調べたらよいやら・・・。
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