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廊下のむし探検 ハエやら、蛾やら

廊下のむし探検 第833弾

11月7日に公園に行く前と行った後に、マンションの廊下を歩いて見つけた虫の紹介です。



まずはこのユスリカです。これは触角がふさふさなので♂です。検索をするには♂でないといけないので、ちょうどいいと思って採集して冷凍庫に入れておきました。そして、片目の見えなくなったあの忌まわしい日の昼に簡単な検索をしてみました。これはいつものようなユスリカ亜科ではなくて、エリユスリカ亜科でした。エリユスリカ亜科は前脛節に比べて第1跗節が短いこと、腹部末端にある把握器の先が曲がっていることが特徴です。エリユスリカ亜科の属の検索は初めてで、しかも、プレパラートを作らないと見えないようなものも含まれ、ユスリカ亜科より数段難しい感じがしましたが、何とか切り抜けて、エリユスリカ属になりました。ここからは検索表がないのですが、交尾器の形状を見て、ヒロバネエリユスリカか、ニセヒロバネエリユスリカ辺りかなと思いました。さらに、小楯板の毛列を見て、ヒロバネエリユスリカ辺りが第1候補に上がりました。検索後、もう一度、冷凍庫に入れておいたので、何とか顕微鏡写真も撮ろうと思うのですが、片目だと何かと不自由で、なかなか気力が湧いてきません。もう少し状況に慣れてからやってみようと思います。



これは写真から検索して、ガガンボ科ガガンボ属になりました。ただ、それからは資料がなくて進みません。これは♂なので、一応、腹部末端の写真を撮っておきました。



これは背側からです。



そして、側面からです。



見た順に時系列で紹介しているのですが、次に見つけたのはこの蛾です。いつも見ているキンウワバの仲間かなと思ったのですが、翅の中ほどにある銀色のマークがいつもと違います。「標準図鑑」で調べてみると、アミメギンウワバという「廊下のむし探検」初登場の蛾でした。



そのすぐ近くにいました。ニッコウトガリバです。今までの記録を見てみると、11月初めから12月中頃にかけて見ていました。





これはクロミャクチャタテ♀のようです。触角が長いですね。これも記録を見てみると、6-7月、9月、11-12月に見ていましたが、11-12月が圧倒的に多いようでした。





この手のユスリカもよく見るので、一度、検索をしてみたいと思うのですが、これは♀なので諦めました。(追記2016/12/28:che*rki**_y_nさんから、「下から2番目と3番目の写真のユスリカの♀は、セスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)で間違いないと思います☆」というコメントをいただきました。セスジユスリカだろうとは思っていたのですが、いつも♀ばかり見るので弱っていました。どうも有難うございました。今度♂がいたら、是非とも検索をしてみたいと思っています。コメントどうも有難うございました



似た種にサビイロヤガ、ヒメシロテンヤガ、ウスサビイロヤガがいるのですが、翅色が赤褐色なので、たぶん、サビイロヤガかなと思いました。これで全体の半分ほどになるので、残りは次回に回します。
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No title

下から2番目と3番目の写真のユスリカの♀は、セスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)で間違いないと思います☆

No title

セスジユスリカだろうとは思っていたのですが、いつも♀ばかり見るので弱っていました。どうも有難うございました。今度♂がいたら、是非とも検索をしてみたいと思っています。

ついでにこんなお願いを書くのは甚だ恐縮なのですが、ユスリカの検索は最近始めたばかりでどうも自信がなくて困っております。家の近くで見たユスリカ2種をジャワユスリカとフチグロユスリカに同定したのですが、これらはどうでしょうか。たぶん、前肢脛節末端の見方が違っているかもしれませんが・・・。お時間のあるときにでも見ていただければ幸いです。

ジャワユスリカ http://blogs.yahoo.co.jp/fushionotori1/55531884.html
フチグロユスリカ http://blogs.yahoo.co.jp/fushionotori1/55517962.html

No title

前脚脛節末端の見方は完璧です。
ジャワユスリカも完璧です。ジャワユスリカは夏場のような温かい時期に本土に上がって来て本土で越冬出来ないタイプだと思われてきましたが、静岡大学の新妻先生に聞いたところ、冬場に幼虫を確認したという事なので、今は、普通に定着しているのかもしれません。
フチグロユスリカは、写真では胸部の条紋がちょっと見えにくく、ヒシモンユスリカとちょっと迷ったのですが、交尾器の上底節突起を見る限り、フチグロユスリカで間違いないと思います。
ちなみに、このフチグロユスリカもジャワユスリカと同様に夏期飛来型とされています。

No title

私の拙い検索をわざわざ見ていただいて大変有難うございました。恐縮しております。ジャワユスリカ、フチグロユスリカでよさそうで大変喜んでいます。フチグロらしき個体は確かに胸の模様がはっきりしないのでちょっと心配しておりました。

ハエの仲間の検索にはいつも苦労させられていますが、ユスリカは特に検索項目が多くてこれまで躊躇していました。今年は頑張ろうと思っていたのですが、ちょっとだけでも進むことができて喜んでいます。私の住んでいるマンションのすぐそばには川が流れており、近くにはため池もあるので水生昆虫が結構見られます。これからも頑張って調べていこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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