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ススキの葉はなぜ切れる?

いつも「廊下のむし探検」や「家の近くのむし探検」ばかりしていたので、公園に行った帰りにススキの葉を一枚取ってきました。昔からよく知られているのだろうけど、ススキの葉でどうして手が切れるのか調べてみたかったのです。



顕微鏡で見てみると、案の定、葉の縁にはこんな鋸のような構造が付いていました。本当の鋸よりもずっと格好のよい形ですね。これは生物顕微鏡の対物レンズ10倍で撮ったものです。



趣味的に、もっと拡大してみました。対物レンズ40倍です。先端は透明で、中ほどは半透明で、まるでガラスか、プラスチックのようです。ススキなどのイネ科は土中からシリカを吸収するということですが、本当にシリカと思われるような構造です。それでも、手が切れるためには幅も狭くないといけません。それでこの歯を真上から見てみました。



これは対物レンズ20倍で撮ったものです。意外に幅がありますね。最大で58.5ミクロンです。それにしても、上から見ると本当に流線形ですね。先端が細くて、中ほどまではスムーズに広がり、後ろは逆に狭くなっています。こんな形だから手が切れるのかなぁ。



試しに剃刀の刃の先端も対物レンズ40倍で見てみました。こちらはべらぼうに狭いですね。幅はわずか1.9ミクロンしかありません。たぶん、ススキとは切り口がだいぶ違うでしょうね。
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No title

すごーい、そうなっているんですか。
話には聞いたことかありますがこうして見るとよく分かります。

No title

私も驚きました。そういえば、ススキの葉で切ったときにはギザギザした感覚がありました。それにしても素晴らしい造形美ですね。

No title

ノコギリみたいな構造ですね。
気が付くと切れているので鋭いのかと思っていたのに意外です。
このとげは調べると、ダイヤモンドのようなものでできているようです。

No title

こんばんは、タイコウッチ君。よくご存じですね。
私はススキの葉の縁はもっと乱雑なぎざぎざになっていると思っていたので、こんなきれいな形の歯がついているのでびっくりしました。これまで虫ばかり見ていたのですが、植物もなかなか面白いですね。これからもよろしくね。
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