家の近くのむし探検 カメムシ、蛾、ドングリ
家の近くのむし探検 第168弾
10月1日に家の近くの公園で見つけた虫です。この日は雨上がりだったので、あちこちが濡れていて、写真を撮るとみずみずしい感じなのですが、ちょっとコントラストが強すぎるような気がしました。この日もいろいろと虫はいたのですが、とりあえず、整理のついたカメムシと蛾から始めます。
公園ではなく、マンションの廊下ではこんなカスミカメがいっぱいいます。たぶん、ケブカカスミカメですね。過去の記録を見ると、9-11月に主に見ていました。その他、真冬の1-2月にもいたのは越冬していたのが出てきていたのでしょうね。ちっとも毛深くないのになぜ「ケブカ」なのかなと思って胸の部分を拡大してみると、
やはり毛がいっぱい生えていました。
これはマンションの庭にある花壇で見たカメムシです。ここはできるだけ自然に近く植えようとしているとのことで、花がいっぱいです。これはたぶん、ペラペラヨメナだと思うのですが、その花には多くの虫が来ていました。上はウスモンミドリカスミカメ、下は
これは公園に行く途中の石垣に止まっていました。アミガサハゴロモです。黄色く写っていますね。
公園でカメムシ目はこのキボシマルウンカだけ。ちょっと寂しいですね。その代り、ハエ目はいろいろといましたけど・・・。
次は蛾です。これも見た順に書きます。これはマンションの廊下で撮ったフタヤマエダシャクです。床の模様の幅は3mm。大きさを測るにはちょうどいいスケールになります。
これは廊下の壁に止まっていた小さなハマキガです。たぶん、コホソスジハマキだと思います。これもマンションの廊下では何回か見ています。
街灯近くの歩道の柵にはコガタツマキリヨトウがいました。最近、よく見ます。
それからゴマフリドクガ。
これは公園に行く途中の石垣に止まっていたものです。ちょっと高いところに止まっていたので、手を伸ばしてとりました。ヘリジロヨツメアオシャクでしょうね。
公園に着きました。蛾はツツジの葉と葉の間にいるので、途端に暗くなってしまいました。ウンモンオオシロヒメシャクだと思います。
例によって葉裏に止まっているシロモンノメイガとモモノゴマダラノメイガを下から写しました。
この小型のアオシャクには悩みました。Jodis属は確かだと思うので、ヒメウス、ウスミズ、ウスキヒメ、コガタヒメ、スカシヒメなどの候補を順に消去法で消していきました。最後にヒメウスとコガタヒメが残ったのですが、この両者の区別がつきません。「標準図鑑」によると、「通常は大きさ、翅形、色彩などで判断できるが・・・」と突き放されてしまいました。ネットを見ると、「コガタヒメの鋸歯は均等で、外横線は外縁に平行」という記述があちこちに出てくるのですが、この出典が分かりません。この写真の個体もその条件には当てはまっていそうですが・・・。ということで、いまのところ、ヒメウスアオシャクあたりの種ということで止めておきます。
最後は公園の外で見つけたエゾギクトリバです。
次は植物で、公園に行く途中で見たドングリです。植物も少し覚えていこうと思って、公園に通い始めた頃から撮り始めました。なんせ、マンションの廊下では植物はなかなか見られませんから・・・。「樹に咲く花」の図鑑をしげしげ見ていたら、こんなに鋸歯が大きく、すらっとした葉はコナラくらいしかありません。たぶん、コナラなのでしょうね。
最後はこの間見たキノコのなれの果てです。こんな風になっていました。壺も見ようと根元も見たのですが、どうもはっきりしません。もう少し元気のよい時に写してみます。10月の目標はキノコにしようかな。虫じゃないけど。
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