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家の近くのむし探検 蛾以外の虫

家の近くのむし探検 第160弾

9月22日の家の近くの公園での虫探しの結果です。あぁ、失敗だった。カメラの設定がいつの間にかISO-Autoになっていました。普段はISO100に固定しているのですが・・・。それを知らずに撮ったので、どの写真もISO2000から6000ととんでもない高感度撮影になり、画面を拡大するとどの写真もざらざら。とても見られた写真ではありません。昨日はそれですっかりやる気を失っていました。もともと、接写なので絞りをF11まで絞り、さらに、ストロボ同調の最短時間1/250秒にして撮影しているので、ストロボをたかないで撮ると通常は真っ暗。ISO-Autoにすると、それを感度で補おうとするので、とんでもないISO値になってしまうようです。

ざらざらでも虫がいたことには違いないので、今朝は思い直して虫の名前調べをしました。





またミミズクがいました。これはもともとざらざらなのですが・・・。いつものミミズクという感じです。先日も見たので、今頃が発生時期なのでしょう。



これも先日見たオサヨコバイです。桜の木の幹に止まっていました。



クサギカメムシだとばかり思って撮ったのですが、触角の黄色い紋が気になります。小盾板にも黒い斑点があるし・・・。ということで、これはヨツボシカメムシの方みたいですね。そういえば、何となく体が幅広い感じがします。



ついでにマンションの廊下にいたヒメホシカメムシも載せておきます。





ハチが葉先で何かを食べていました。これも何の気なしに写していたのですが、後で調べてみると、クロスズメバチの仲間ですね。しかも、複眼の内側の白い紋の内側がえぐれています。たぶん、シダクロスズメバチですね。このハチは以前、菅井 桃李さんに教えてもらい、その後、各部の写真を撮ったのでよく覚えています。やっぱり一種類ずつ地道に調べていく方が頭に入ってよいですね。どれだけ時間がかかるか分かりませんが・・・。

追記2016/09/28:菅井 桃李さんから、「シダクロスズメバチは肉団子を作ってるのであって、食べている訳ではないですね。細腰亜目のハチは、その腰の細さから液体しか摂取できず、肉団子は幼虫のエサです。肉食のハバチが居ると言うのに、ちょっと意外な感じもしますけどね。」というコメントをいただきました。幼虫用の肉団子作りですか。これはびっくりです。ネットで調べると、いろいろな昆虫やクモを大顎で砕き、肉団子にすると書かれていました。確かに、細腰亜目の腰は細いので液体だけを摂取するというのも分かります。いろいろ勉強になりますね。どうも有難うございました。ついでに、肉団子で面白い話はないかなと思って文献を調べたのですが、肉団子の材料をいったん口の中で反芻するという論文が見つかったくらいで、それほど面白い話はありませんでした。なお、記憶のために、肉団子は英語で"meat ball"ではなくて、"masticated ball"とか呼んでいます。masticateは「噛む」という意味です。また、肉団子をつくることを"malaxation"という単語で表していました。これは「こねる」という意味です



ハチはほかにはこのルリチュウレンジの幼虫がいました。



次はフキバッタ。例によって腹部末端を撮っておきます。



♀であることは間違いないですね。この辺りのフキバッタがオマガリとヤマトだけなら、翅が短いのでオマガリの方かな。以前、オマガリらしい♀の腹部末端を撮ったことがありました。もう一度復習のために載せておきます。



以前の写真と比べると微妙に違うところがあるのですが、似てはいます。もう少し写真を集めないといけませんね。



後はオンブバッタ



ショウリョウバッタ。こういう模様のショウリョウバッタ、好きです。



エンマコオロギ



カマキリはこわごわ手で持ってみました。



これはオオカマキリの方かな。



最後は植物です。公園の広場は今はこんな草で覆われています。涼しげな感じではありますが、何か茫々とした感じでもありますね。たぶん、カゼクサでしょうね。例によって花を拡大してみます。



イネ科はみんなこんな感じですね。

写真がざらざらで気持ち悪かったのですが、このくらいのサイズで見るとそれほどは気になりませんね。蛾は次回に回します。実は、翌日の写真も同じ設定で撮ってしまったのでザラザラでした。写真を見るのが嫌だなぁ。
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No title

シダクロスズメバチは肉団子を作ってるのであって、食べている訳ではないですね。
細腰亜目のハチは、その腰の細さから液体しか摂取できず、肉団子は幼虫のエサです。
肉食のハバチが居ると言うのに、ちょっと意外な感じもしますけどね。

カマキリをガッチリとホールドしてますねえ。
カマキリを持つ時は、手乗りにするか、長い前胸の一番腹部寄りを軽く摘まむか、翅端辺りを摘まむかしてます。
脚が宙に浮いたまままだと、意外と大人しくしてますよ。

No title

幼虫用の肉団子作りですか。これはびっくりです。ネットで調べると、いろいろな昆虫やクモを大顎で砕き、肉団子にすると書かれていました。確かに、細腰亜目の腰は細いので液体だけを摂取するというのも分かります。いろいろ勉強になりますね。どうも有難うございました。

これはお恥ずかしい。カマキリをこわごわ持っているので、何とか鎌を動かさないようにと思ってこんな格好になってしまいました。翌日は別の方に手袋をはめて持っていただきました。私は鎌に挟まれてしまったので・・・。前胸の一番腹部寄りか、翅端辺りですか。できるかなぁ。
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