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廊下のむし探検 蛾検定みたいな蛾ばかり

廊下のむし探検 第88弾

梅雨時はやはり蛾が多いですね。それも難しい小型の蛾ばかり。昨日は、朝からずっと図鑑をにらめっこしていました。



まずはこの蛾。写真では大きさが分からないのですが、小型の蛾です。てっきり、メイガの仲間だと思って何度見ても該当する種はありません。確か、以前見たことがあったのにと思って、ヤガのページを開くとありました。ヒロバチビトガリアツバという蛾です。以前は、クチバ亜科に入れられていたのですが、新しい図鑑を見るとムラサキアツバという亜科に入っています。



ヒメシャクの仲間は難しいです。図鑑と見比べると、マエキヒメシャクモントビヒメシャクあたりが似ている感じです。翅の形や黒い点(横脈点)については前者に似ていますが、外横線がはっきりしている点や後翅で中横線と外横線が平行なことは後者に似ています。判定がつきません。



これもヒメシャクですが、色が白くて線がはっきりしているのは、他にはほとんどいません。おそらく、ギンバネヒメシャクだと思います。



これもなかなか分かりませんでした。翅が細長いのでキバガの仲間かなと思ったり、翅が灰色なのでコブガかなと思ったりして、いろいろ見ていたのですが、見つかりません。半ばあきらめ気味に、もう一度キバガを見ていたら似た種がありました。フタクロモンキバガです。ただ、2つある黒い斑点の一方が薄いので、ひょっとしたら別種からもしれません。



これは最大の難関でした。鱗粉が取れかけていて模様が不鮮明なのと、黒い四角の模様が目立ち過ぎて、全く見当もつきませんでした。初め、四角の模様を手がかりに探していたのですが、見つからず、次に外側にある白い折れ線と内側にある黒と茶色の線に着目して探していたら、やっと似た種に辿り着きました。ヤガ科のネモンシロフコヤガあたりです。これ以上は分かりません。



この難関を突破すると後は楽でした。これはセスジノメイガです。地下駐車場の天井にいたので、ストロボをたいたら艶々した感じに写りました。



これはヒメトガリノメイガです。これも模様がはっきりして、似た種があまりないので簡単です。

蛾以外の「むし」も紹介します。



大変綺麗な甲虫ですが、おそらく、キョウトアオハナムグリだと思います。廊下にいました。



これは地下駐車場の壁に止まっていたものですが、キンイロジョウカイだと思います。この日は甲虫がみな綺麗でした。



クサカゲロウは顔の部分を拡大して見ると種が分かります。黒い丸い点と半円の模様があるので、スズキクサカゲロウだと思います。

それに、この日はこんな珍客も来ていました。



サナエトンボです。エレベータホールの壁に止まっていました。初め、ヤマサナエかなと思ったのですが、写真を拡大してみると、尻尾の先の尾部付属器の形がどうも違います。それで、網を持って採集してきました。似た種にキイロサナエがあります。文一総合出版の「日本のトンボ」によれば、区別点は、尾部上付属器が下付属器より短くて、先端が斜めに切れていればキイロ、同じ長さで、先端が伸びていればヤマなどが書いてありました。早速比べてみました。



図の矢印の部分の形状が決め手になるのですが、前述の特徴から、キイロサナエの方かなと思っています。

最後にアリグモです。



以前にも見たことがあったのですが、マンションの高階の廊下をうろうろしていました。ヤガタアリグモだと思います。どうやってこんな高いところに上がってきたのでしょうか、いつも疑問になってしまいます。


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