FC2ブログ

家の近くのむし探検 ハチモドキハナアブほか

家の近くのむし探検 第130弾

8月12日に近くの原っぱにバッタを捕まえにいきました。マダラバッタの検索をしようと、写真を撮りに行ったのです。捕虫網を持って草原を歩き回ったのですが、猛烈に暑かったせいか、バッタはショウリョウバッタ、イボバッタを除いてなかなか見つかりません。やっとクルマバッタを捕まえて写真を撮ったのですが、マダラバッタがいなかったので、今度は川の土手に行ってみました。ここもトノサマバッタ以外は見つかりませんでした。仕方なく、写真だけ撮って、近くをちょっと覗いてから帰りました。バッタの写真はまだ整理中なので、そのほかの虫の写真です。



原っぱの横にクヌギが生えているのですが、そこに行ってみると、一匹のハチが止まっていました。ドロバチだろうなと思って、一応、写真を撮って、家に戻ってから見たら、びっくりびっくり。平均棍があるじゃないですか。それに触角も変です。これはハエなのですね。調べてみると、ハナアブ科のハチモドキハナアブの仲間のようです。それにしてもハチそっくりですね。

「日本昆虫目録第8巻」によると、ハチモドキハナアブはハナアブ科ハチモドキハナアブ族に入っていました。
この中には4種載っているのですが、そのうち本州に産するのは、ヒサマツハチモドキハナアブ、ハチモドキハナアブ、ケブカハチモドキハナアブの3種でした。これ以上は分からないので、少し文献を調べてみました。

市川 俊英、大原 賢二、「ケブカハチモドキハナアブとヒサマツハチモドキハナアブ(双翅目,ハナアブ科)の成虫の行動」、香川大学農学部学術報告 61, 1 (2009). (ここからダウンロードできます)

この論文は、ハチモドキハナアブについては5~9月ごろ樹液が滲出するクヌギやニレに集まることが知られているのですが、他の2種についてははっきりしないので調べてみたという内容です。調べてみると、ケヤキの樹幹にもいることがあるのですが、もっぱら、花に訪れるとのことです。ヒサマツの方は5~6月にイボタ、ウツギに訪花、ケブカは3~4月にナノハナ、フサザクラに訪花することが分かりました。ただし、♀はケヤキの幹に産卵する姿も見られたので、一次的にはケヤキの樹液を利用するが、クヌギに比べて栄養分が少ないので、訪花が栄養源としては主体になっているのではと書かれていました。いずれにしても、8月にクヌギに来ているということはハチモドキハナアブでよいようです。(追記2016/08/31:菅井 桃李さんから、「7月にキバナカワラマツバに訪花していたのを見たことがありますが、ハチモドキハナアブは意外と大きいですよね。」というコメントをいただきました



そのすぐ横ではカマキリがアブラゼミを捕まえていました。



日陰ではミヤマアカネの姿も。





この斜面ではタカサゴユリがあちこちで咲き始めていました。



でも、その斜面に行く途中ではマツ枯れがひどくて、道がすっかりふさがれていました。



河原の近くにはいつも行っている林の入り口の道があるのですが、そちらもちょっと覗いてみました。フタスジツヅリガがいました。



それにホオズキカメムシも。でも、主だった虫はこれくらい。もっとも小さな虫は探せば結構いたかもしれませんが・・・。



川べりにはクサギの花が咲き始めていました。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

7月にキバナカワラマツバに訪花していたのを見たことがありますが、ハチモドキハナアブは意外と大きいですよね。
リンゴの木の虚にできた水溜まりで、大きなハナアブの幼虫を見付けてたのに、忙しくて見に行けないうちに羽化しちゃってたなあ。

No title

ハチモドキハナアブも訪花するのですね。ハナアブですものね。私は初めて見たので、こんなにハチに似たハエがいるなんてびっくりです。

「リンゴの木」なんて、いかにも長野らしい話題ですね。私はまだハナアブの幼虫は見たことがないんです。ネットで調べると、長い尾を持っているのですね。なんとなく気持ち悪い。

今日から「虫展」で、まだ、準備が終わっていません。あれもしなけりゃ、これもしなけりゃと考えていたら、朝、早く起きてしまった・・・。
プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ