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家の近くのむし探検 イッカクカスミカメ(?)ほか

家の近くのむし探検 第129弾

4日前の公園での虫探しの結果です。今週の木曜日と金曜日に地元のコミュニティープラザで昆虫展を開く予定になっています。その準備をしていたら、虫の名前調べがだんだん遅れてきました。



桜の木に何かいないかなと思って探していたら、こんな虫を見つけました。触角がだいぶ長い感じです。翅が途中で折れているので、カスミカメみたいですね。ちょっと拡大してみます。



さらに、拡大してみます。



頭部の先端がとがって出ています。しかも、カスミカメは頭部が三角形に見えることが多いのですが、これは前の方に伸びています。翅には黒い模様があります。こんなところを参考にして、「日本原色カメムシ図鑑第2巻」をずっと見ていたら、イッカクカスミカメが候補にあがりました。説明を読むと、以前は東京都内の銀座でも生息していたみたいですが、東京都の生息地は現在までに失われてしまい、最近では新潟で採集した例があるくらいの珍しい種であるとのことです。でも、ネットで検索してみると、幼虫の写真を含めて、結構、いっぱい引っかかりました。そんなに珍しい種ではなさそうです。なんとなく脚の感じがクモに似ていますね。



これは以前、菅井 桃李さんから、エノキワタアブラムシかもと教えたいただいた種と同じなのでしょうか。アブラムシはどうやって調べていったらよいのか、まだ、分かりません。



後はキマワリ



かなり小さい気がしたのですが、たぶん、トゲナシケバエだろうと思って、いい加減に撮ってしまいました。でも、後で見ると、どうも翅脈が違うみたいです。もう少し検討してみます。

追記2016/08/15:翅脈、胸背、触角などをもう一度調べてみました。どうやらトゲナシケバエ科であることは間違いなさそうです。翅脈に名前を付けてみました。



翅の前縁側が見えにくかったので、もう一方の翅に書き加えました。翅脈の名称はMND(Manual of Nearctic Diptera) Vol. 1にHardyが書いたものが載っています。しかし、すでに何度か書いたように、この名称についてはいろいろと議論があります。ここでは三枝氏が提案した方式(「原色昆虫大図鑑III」で採用されて方式)で書いてみました。合っているといいですけど・・・。Hardyの方式と異なる点は、CuA1→M3+4、CuA2→CuA、A1→CuPとなっている点です。最初に上の写真を見ておかしいなと思ったのは、CuAとCuPの先端が翅縁で交わっているところです。こういう翅脈はアブによく見られる翅脈なので、ひょっとしてトゲナシケバエではないのかなと思ったのです。でも、調べてみると、トゲナシケバエでよさそうです。Hardy (1960)には検索表が載っているので調べてみると、どうやら、以前も見たPlecia membranifera♀でよいようです。

検索の過程をざっと説明すると、まず、R2+3脈が分岐し、前脚脛節に棘がないこと、触角ががっちりしていて第3節が伸びていないことでトゲナシケバエ科になります。次に、R2+3脈が短くてR4+5脈に垂直に近く分岐しているところからPlecia属になります。さらに、胸背を縦に走る溝があり、胸背の色がくすんだ黒であるところからPlecia membraniferaになりました。ちょっとはっきりしなかったのは触角の節数で、上の写真で単純に数えると10節しかないのですが、検索表では11節あることになっています。写真では写っていないのですが、先端に小さい節があるのかなと思っています。この種はこれまでも、を詳しく調べたことがありました。♂の腹部末端の形状が特異だったので、そのときは翅脈を調べていなかったのですが、多分、大丈夫かなと思っています。これまでも5月と8-10月に何度か見かけていたので、時期的には合っていそうです。大きさが小さく見えたのですが、以前調べたときの♀の体長が5mmだったのでそんなものだったのかもしれません




また、木の幹にアリが集まっていました。



樹液みたいなものが出るのでしょうね。



たぶん、以前調べたハリブトシリアゲアリと一緒かなと思います。



これはチュウガタシロカネグモかな。



桜の木をニホントカゲが登っていました。



じっとしていたので、もう少し近くでパチリ。



まだ動かないので、もう少し近くで・・・。大きくすると各部が芸術的に造られていますね。
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