廊下のむし探検 虫がいろいろ
廊下のむし探検 第828弾
8月7日、久しぶりにマンションの廊下を歩いてみたときに見た虫です。蛾はすでに出したので、そのほかの虫を出します。
キイロカワカゲロウがあちこちにいました。これは脱皮を失敗したのでしょうか。産卵までしているようです。
久しぶりにクサカゲロウを見ました。公園でもいるのですが、あまりゆっくり見られないので、さすがに廊下ではじっと止まっているのでよく見えますね。
例によって顔を拡大してみました。頬に黒の四角紋、頭盾の縁に黒点、口肢の外側が黒いなどから初めヤマトクサカゲロウかなと思いました。そこで、以前作った簡易検索表で調べてみました。
頭部は有紋→file-like structureはない→翅脈は二色性→額に紋がない→im室の先端がRs-M横脈を越える を選ぶと、ニセコガタクサカゲロウ属になることが分かります(im室とRs-M横脈についてはこちらを見てください)。ヤマトクサカゲロウはim室とRs-M横脈との関係から区別することができました。最後に、種の検索をして、ヒメニセコガタクサカゲロウかなと思いました。
後はウロコチャタテがいました。これは公園でもときどき見ますね。
羽アリもところどころにいたのですが、どうせ名前がわからないだろうなと思ってあまり写しませんでした。♂アリみたいですね。
これは見覚えがありました。以前、教えていただいたオオハリアリ♂でしたね。私はてっきりコマユバチかなと思っていたのですが・・・。
これもハチだと思うのですが、何でしょう。
それからヤブキリがいました。
何だか分からない虫が天井に止まっていました。ハエらしいなと思って図鑑をパラパラ見ていたら、ホソムシヒキという虫が目につきました。ネットで調べると、まさにこれと似た写真がたくさん出てきました。「日本昆虫目録第8巻」で調べると、ホソムシヒキ亜科には3属12種が載っているのですが、そのうち、本州にいるとされるのは2属9種です。順に調べていけば、種まで分かるかもしれません。
これはトゲナシケバエですが、採集はしなかったので名前までは分かりません。
次は甲虫です。これはケナガスグリゾウムシ。
キイロテントウ。
オオセンチコガネ。
これはハナムグリですので、検索のためにいろいろな場所の写真を撮っておきました。
腹部と頭盾です。これと以前、検索をしたときの記事とを比較して、今回もシロテンハナムグリだと判断しました。その決め手は後脛節に2段刻があるというところですが、上の裏返しにした写真でもはっきり分かります。
これはサビカミキリかな。
次はクモ。これはズグロオニグモ。
アリグモ。
このクモは前にも出てきたけれど何だったかなぁ。虫がたくさんいすぎて調べるのがくたびれてきた・・・。
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