fc2ブログ

家の近くのむし探検 キマダラカメムシ、蛾ほか

家の近くのむし探検 第120弾

一昨日の午後3時ごろに公園に行ってみました。実は、この時間くらいが一日で一番暑いのですが、空いた時間がこのときしかなくて・・・。暑くて何もいなかったというのもまたデータになるだろうと思って行ったのですが、意外に虫はいろいろいました。



着いてすぐに見つけたのが、このキマダラカメムシでした。鳥の糞の汁でも吸っているのかじっとして動きません。



ちょっと横から撮ってみました。初め、口吻が曲がっておかしいなと思ったのですが、実は、これは鞘なのかな。中に黒い口吻があるみたいですね。カメムシの口吻ってこんな感じになっているのでしょうか。





カメムシついでに次はこの幼虫です。やけに触角が長い感じです。何の幼虫か分からなかったので、ネットで調べてみました。オオクモヘリカメムシの幼虫らしいのですが、ネット情報は怪しいことが多いので、もう少し調べてみます。

追記2016/08/04:オオクモヘリカメムシ幼虫について少し調べてみました。まず、「原色日本カメムシ図鑑」には若齢幼虫と4齢幼虫の写真が載っています。若齢幼虫のそれとは似ていますが、写真が小さくてなんとも判断がつきません。オオクモヘリカメムシについて調べていくと、次の論文が見つかりました。

高石淑人、「オオクモヘリカメムシ Anacanthocoris striicornis Scottの生態的知見」、昆蟲 24, 138 (1956). (ここからダウンロードできます)

この論文はオオクモヘリカメムシを飼育し、これまで農業害虫とされていたが、ネムノキを食樹とすることを見つけたという内容です。この論文の中に各齢の幼虫の図とその特徴が載っていました。それと比較するため、各部の名称を付けてみました。



腹部には黒い臭腺が見えています。胸部は前胸、中胸、後胸に分かれています。幼虫は齢を重ねるごとに前胸が大きくなってきます。また、淡色の正中線が比較的明瞭です。この論文には幼虫の検索表も載っていました。

1a 頭部は黄色。側葉は前方に著しく収斂し、正中線は他の部分と同様黄褐色で判然としない   1齢
1b 頭部は暗褐色、側葉はほとんど平行し、正中線は薄褐色で判然としている
 2a 正中線上において前胸背は中胸背と殆ど同長                             2齢
  2b 正中線上において前胸背は中胸背より長い
  3a 後胸背は中胸背とほぼ同長                                       3齢
  3b 後胸背は中胸背より著しく短くなり、中胸背より現れた翅芽で両端を著しく覆われる 
   4a 正中線上に置いて後胸背の一部を露出している                         4齢
   4b 中胸背は後胸背を覆い小盾板を明らかに認知しうる                       5齢

ただ、論文に載っている検索表そのままでは機能しなかったので、各齢の説明を読みながら若干修正を試みました。従って、3a、3bは直したり、書き加えたものなので、かなり怪しいです。いずれにしても、上の図と比較すると、1bが満足され、2bも満足されるので、3齢幼虫くらいだと思われるのですが、実は、論文に載っている3齢幼虫とは外形がかなり異なっています。そのままでは似て非なるものという感じです。ただ、オオクモヘリカメムシに近縁であることは確かそうなので、少しほかの種も調べてみました。オオクモヘリカメムシはハラビロヘリカメムシ属 Homoeocerusに属していますが、同属にはオオクモのほかに、ハラビロ、ホシハラビロがいます。これらは私も撮影していますが、ネットでも容易に幼虫の写真を見ることができ、色彩的にかなり異なっています。従って、今のところ、
論文の図の方に問題があり、これはオオクモヘリカメムシ3齢幼虫でよいのではと思っています



後は、ホソヘリカメムシ



ベッコウハゴロモでした。

次は蛾です。



ヒメウコンエダシャクは相変わらずあちこちで見られます。



それにウスオエダシャク



淡色の筋が入ってちょっと雰囲気が違っていたので写したのですが、やはりウスキクロテンヒメシャクのようです。



これはヨツボシホソバの幼虫です。この日は2匹見ました。



後はマンションにいたモンクロシャチホコ



サトキマダラヒカゲでした。後は、名前調べが結構厄介な虫が多かったので、次回に回します。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ