家の近くのむし探検 ヘクソカズラグンバイ、バッタほか
家の近くのむし探検 第112弾
一昨日の公園での虫探しの結果です。
先日、ヘクソカズラが咲いていると書いたら、菅井 桃李さんから、ヘクソカズラグンバイの話が出たので、この日は公園に行く途中にあるヘクソカズラを詳しく調べてみました。その結果、やっと見つけました。この写真のような奇妙な形のグンバイムシです。
小さい虫で、葉っぱ全体から見たらこんなものです。よっぽど注意して見ないと見つかりません。でも、一度見つかると次々に見つかりました。といっても、この日は2匹だけだったのですが・・・。「日本原色カメムシ図鑑第3巻」によると、1996年に大阪府池田市で初めて見つかった外来種だとのことです。近くにある伊丹空港に到着した航空荷物に紛れ込んだのだろうとのことでした。私の地元ですね。
ついでに近くにあったヘクソカズラの花も写しておきました。
白い綿のような虫が飛んでいたので、追いかけてみました。すると、クモの巣にひょいっと捕まってしまいました。その状態で撮ったものです。一応、翅はありますね。翅脈のところが薄黒く色どりされています。こんな翅でよく飛ぶことができるなと思ってしまいました。いつもワタムシと呼んでいて、名前はよく知らないのですが、アブラムシ科なのでしょうね。(追記2016/08/01:菅井 桃李さんから、「アブラムシはエノキワタアブラムシかな?」というコメントをいただきました)
こちらはコナカゲロウです。以前、翅脈を調べて、シロコナカゲロウという種まで到達したことがありました。これは翅脈が見えないので、同種かどうか分かりません。
そして、ベッコウハゴロモ。
マエジロオオヨコバイ。
カメムシ目の最後はマンションの壁にいたヒゲナガサシガメです。
次はバッタです。これはショウリョウバッタの幼虫です。
それからイボバッタ。
これはハネナガヒシバッタと思いますが、撮影しようと思ったらぴょんと飛んで上にあるクモの巣に引っかかってしまいました。それで、かえって撮りやすくなりました。腹部末端に団扇のような形の産卵管があるので♀ですね。
これは何となくクビキリギスに似ています。たぶん、それの幼虫でしょうね。
蛾は相変わらず少ないです。これはヤマトカギバ。
それにホソスジツトガ。
蛾の最後はまたハマキガです。たぶん、Adoxophyes属は確かだと思うのですが、その先はちょっと迷いました。まず、前翅前縁基部(前縁ひだ)が折れているので♂でしょうね。リンゴコカクモン、チャノコカクモン、ウスコカクモンの3種がいるのですが、前縁に逆三角形の端紋を持たないので、たぶん、リンゴコカクモンハマキかなと思いました。
最近は木の幹も探すことにしているのですが、桜の木を探すと決まってこのムラクモハマダラミバエがいます。複眼の模様が面白いですね。(追記2016/08/01:菅井 桃李さんから、「木の幹にはキマモリアシナガバエの仲間が見付かるかも。居るところには普通に見られるから、居れば既に見付かってる筈かとも思いますが。」というコメントをいただきました。注意して見ているのですが、アシナガバエは見つかりません。もう少し頑張ってみます)
最後はアオメアブでした。
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