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家の近くのむし探検 カメムシ目、ハエ目ほか

家の近くのむし探検 第106弾

4日前から始まった家の中の改修工事でほとんど外出ができなかったのですが、昨日、やっと機会を得て、いつもの公園に行ってみました。日中30度を超える暑さだったので、さすがに虫が少なめでした。





最初はこのカスミカメムシです。「原色日本カメムシ図鑑第1巻」と「第2巻」を端から見ていったら、同じ種にぶつかりました。ズアカシダカスミカメです。たぶん、これで合っているのでは・・・。図鑑によれば、名前の通り、シダカスミカメムシ亜科に属していて、最も普通に見られるシダ植物依存種だそうです。もっとも見つけたのはツツジの葉っぱの上でしたが・・・。



次はツツジグンバイです。これはいつも見つかります。



それにコガシラアワフキです。これもよく見ますね。



これは
マエジロオオヨコバイ。



この変な虫はミミズクの幼虫みたいです。ミミズクの成虫はこの間見ましたね



ハゴロモの幼虫がいたので、この日はちょっといたずらをしてみました。葉っぱの上でろう状物質のパイプをクジャクの尾みたいに四方に伸ばしているとまるでクモの巣が張っているみたいです。そこで、ピンセットでちょっと触ってみると、パイプを少しだけ畳んで動き出しました。



クジャクの尾のようなパイプをだいぶ畳んでいます。



これは顔の拡大です。この後、ジャンプするところを見てみようと思って、ピンセットでまた触ってみました。ポンと上にジャンプしました。このとき、クジャクの尾を広げて落下傘のように降りてくるのかどうか見たかったのですが、飛び上がった途端に上にあるクモの巣に引っかかってしまいました。「公園の主」のおじさんが巣から取り外してあげたのですが、とりあえず、今回は実験失敗でした。





アシナガバエの写真を集めてみようと思って、撮ってみました。フラッシュをたくと、ぴょんと逃げるので、何度でもやってみるとそのまま動かなくなると以前書いたのですが、そういうものでもないですね。何度やっても動く個体がいたり、あまり動かない個体がいたりと、かなりの個蠅差があるみたいです。上の2枚の写真は何度でも動いてしまうハエだったのですが、たまたま写っていました。今度、時間ができたら、まず属の検索をしてみようと思っています。



これはなんだかわからないハエ。



最後は家の玄関先で死んでいたアブです。両方の複眼が中央で接しているので♂です。たぶん、ウシアブだと思うのですが、検索表は次の論文に載っている♀用しかありません。

早川博文、「日本産アブ科雌成虫の分類 1.アブ属ウシアブ群、アカウシアブ群及びその関連種」、東北農試研究資料 10、35 (1990). (ここからダウンロードできます)

これでも何とかなるかなと思ったのですが、複眼の間にある額瘤というのが何度も出てきて、これは♀にしかないので、結局、検索表は使えませんでした。でも、以前、ウシアブ♀を調べた時の写真をブログに載せていたのがあったのでそれと比べることにしました。



これは腹部背面の写真。腹部第2節以降の背面中央に三角状の模様と、両端に模様がある点などはよく似ています。



次は複眼と触角に囲まれた三角形状の部分の色。ここが白色なので、まず、ウシアブで間違いなさそうです。



次は触角。この変な形をした部分が第3節ですが、その先端の中央付近から先が暗色になります。また、ほかには暗色部分はなくて、突起の先端と反対側に黒い毛が生えています。こんな点もウシアブにそっくりです。上の論文にはアブ属20種の絵が載っているのですが、これと同じ触角のパターンはウシアブだけでした。したがって、触角を見るだけでもある程度見当がつきそうです。



最後はいつもの翅脈。ポイントなるのはR5とM1が離れていること。これが先端でくっついているとシロフアブ群になります。つぎはR4が曲がっている部分に小枝が出るかどうかです。上の写真では小さな小枝が出ています。もし出ていなかったら、アカウシアブ群やサッサアブ、シロスネアブ、カノウアブ、オカダアブ、ヤンバルアブあたりになります。ということで、たぶん、ウシアブ♂で間違いないでしょう。(追記2016/08/01:菅井 桃李さんから、「オスは交尾中でも見なければハッキリしたことは分かりませんが、特徴はウシアブの様ですね。」というコメントをいただきました。やはり触角だけだと無理かな(笑)。♂だけがのけ者にされているようで、ちょっと可愛そうなのですが・・・)(追記2018/03/05:検索表が♀用しかないので、♂の場合はやはりTabanus sp.としておきます
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No title

オスは交尾中でも見なければハッキリしたことは分かりませんが、特徴はウシアブの様ですね。

今日はアカウシアブのオスと思われるものが道路を歩いてたんですが、何をしていたのかは不明。
そして、まとわりついていたウシアブを猫が撃退してくれると言うことがありました。
なんとなくアブ日和(笑)

No title

やはり触角だけだと無理かな(笑)。♂だけがのけ者にされているようで、ちょっと可愛そうなのですが・・・。

アブ日和・・・。何となく嫌ですねぇ。
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