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家の近くのむし探検 蛾とクモ

家の近くのむし探検 第96弾

6月30日に公園で探した虫の続きです。蛾とクモ、あまり人気のない連中が残ってしまいました。



まずは、初めて見た蛾から。公園のツツジの葉を探していると蛾は結構たくさん見つかります。たいていは私の姿を見ると、さっとほかの場所の葉裏や茂みの中に隠れてしまうのですが、たまには上の写真のようにじっとしていてくれる蛾もいます。この蛾は特徴があるので、すぐに名前は分かるだろうと思って、「標準図鑑III」で探してみました。予想通りすぐに見つかりました。マルハキバガ科のカレハチビマルハキバガです。広葉樹の枯れ葉が食草のようで、6月ごろから出現するみたいです。以前にも書いたのですが、こういう小さな蛾はよく見ると意外に綺麗なことが多いので、最近は出会いを楽しみにしています。



一方、小さい蛾でもハマキガの仲間は名前調べが大変で、いつも苦労しています。この蛾もなんとなく模様があるようでないような。とりあえず、この模様を手掛かりに「標準図鑑IV」を探してみると、Notocelia、Rhopobota、Epiblemaのウスシロモンヒメハマキあたりが候補に挙がります。蛾を詳しく調べておられる方が属名をさっと言われるのを恰好いいなと思っていたのですが、こう似た種が多いと、まず、属を探すというのが常道のように思われてきました。ただ、問題は模様が図鑑とぴったりの種が見つからないことです。あぁでもない、こうでもないと悩んだ末、いつものRhopobota属のモチツツジマダラヒメハマキかなと思ったのですが、自信はありません。先日、ミナミモッコクヒメハマキかもとした個体もやはり違うような気がしてきました。この辺り、もう一度整理しながら調べてみたいなと思っています。それには採集が必要なのですが、もうこれ以上、標本を増やしたくない・・・。



これは、以前MSWiさんに教えていただきました。もう見てもすぐに名前が出るかというとそうではありません。ズグロツマキハイイロヒメハマキ。長すぎます!



次はマンションの廊下にいたものです。床に養生シートが貼られているので、こんな背景になってしまいました。キベリトガリメイガだと思ったのですが、よく見るとこんな模様があったのかな。



次はシャクガ。これはウスオエダシャクです。



それにオオハガタナミシャク



さて、また問題のアオシャクです。今回のは後翅の突起が顕著なので、Maxatesだと思われます。後は縁毛、外横線の波型模様、後翅の突起の形、顔面の色などを見て、ヒロバツバメアオシャクにしました。たぶん、合っているのでは・・・。



次はヒトリガの仲間で、交尾中のカノコガです。パッと見だと蛾には見えませんね。



最後はヤガ科で、コウンモンクチバです。マンションの廊下の壁に止まっていました。マンションも全体を覆っていた幌が全面的に外されたので、そろそろ虫たちが集まってきました。これからは天気が悪かったら、廊下を歩いてみようかな。



次はクモです。先日、風が吹いていてなかなか撮れなかったので、もう一度撮ってみました。ギンメッキゴミグモです。



この橙色のクモは、小さいので見つけにくいのですが、公園内を探すといっぱいいます。ちょっと拡大してみます。



これはたぶん♀で、上の方には♂らしき姿も見えました。



♂の方が小さいけれど色鮮やかです。「日本のクモ」の写真と見比べると、パッと見ではキヒメグモかなと思うのですが、先日、キヒメグモは色彩多型があるという高校卒業生の研究発表を見つけ、色だけではなく模様にもかなり変異があることが分かりました。次の論文には、ヒメグモにも色彩多型があるけれど詳細は分からないと書かれています。

池田博明、「クモの多型について (I) 研究史」、生物教育学雑誌 1, 7 (1990). (こちらからpdfがダウンロードできます)

色と模様が変われば、外見上はもう何がなんだか分からないですね。



葉をつづってこんな巣を造っているクモがいます。



ネコハグモみたいですね。「日本のクモ」には、天幕状の覆いをつくるので、天幕網と呼ばれていると書かれていますが、これのことかな。



ハエトリは横姿しか写せなくて名前がよく分かりません。今日はこんなところかな。来週末からは近くの家に引っ越し。これから身の回りの整理をしなくちゃ。
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