家の近くのむし探検 ホソカッコウムシほか
家の近くのむし探検 第95弾
マンションの改修工事が始まった3月初めから、思い切ってマンションの外へ虫探しに出かけることにしました。初めはどこを探してよいのかさっぱり分からなかったのですが、そのうち、公園の植え込みのツツジの葉を探しているだけで、結構、いろいろな虫に出会えることが分かりました。最近では公園に出かけるのが楽しみになってきました。6月30日午前中に公園に行った時の虫探しの結果です。
この日は3日ぶりだったのですが、公園に行く途中に生えているクズの葉に奇妙な虫が止まっているのに気が付きました。
あまりに変わった姿なので、この虫だけで20枚も写真を撮ってしまいました。家に戻ってから「日本原色甲虫図鑑III」で探すとすぐに見つかりました。カッコウムシ科のホソカッコウムシという虫だそうです。寸法は測らなかったのですが、図鑑によると体長6-8.5mm。倒木の樹皮下などで見られるそうです。
次は公園で見つけました。たぶん、オオヒラタシデムシだと思います。地面の上を歩いていてなかなか止まってくれなかったのですが、ちょっと止まった瞬間に撮りました。
後はいつものセマダラコガネですね。
次はハエ目です。これはこの間からいるサキグロムシヒキでしょうね。腹端が尖っていないので♂ですね。
このムシヒキにはだいぶ苦しみました。「ムシヒキアブ図鑑」でいろいろと探した結果、最終的にはシロズヒメムシヒキ♀ではないかという結論に達しました。あまり確かではないのですけど・・・。(追記2016/07/09:菅井 桃李さんから、「従来シロズヒメムシヒキとされてきたムシヒキアブは、大陸産のものと比較した結果、日本産は別種として、今はナガトミヒメムシヒキPhilonicus nagatomii Utsuki, 2008となっている様です。」という情報をいただきました。いつもどうも有難うございます)
これはクチナガハリバエでしょうね。口吻はこんな風に曲がっているのですね。
ハキナガミズアブです。この日は多かったですね。あちこちに止まっていました。
これはマンションの壁に止まっていたミツバチです。マンションの壁を塗り直したばかりなので、背景が綺麗になりましたね。たしか、セイヨウミツバチか、ニホンミツバチかは翅脈で分かるのでしたね。
その部分を拡大してみます。矢印の部分に翅脈があるとニホン、ないとセイヨウでした。この写真の個体はあるので、これはニホンミツバチということになります。
ハチもいろいろといるのですが、どうせ名前までは分からないだろうなと思うと調べる元気がでません。
羽アリも同じですね。これも写真だけです。
公園で虫を探しているとハゴロモの幼虫によく出会えます。本当にここかしこにいます。
これはベッコウハゴロモの方みたいですね。
最初、ヨコバイの幼虫かなと思ったら、背中が割れていました。脱皮殻なのですね。
今日の最後は花ではなくてチョウでした。ベニシジミですね。蛾とクモは次回に回します。
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