家の近くのむし探検 カメムシ目
家の近くのむし探検 第88弾
6月21日に林の入り口での虫探しの結果です。実は、昨夜、上階からの漏水があり、家の中は水浸しになってしまいました。私の大事な図鑑類や標本類は無事で、今朝には水も止まり、やっと落ち着きを取り戻しました。それで、とても虫の名前調べどころではなかったのですが、夜になってやっと余裕ができたので、まず、カメムシから出すことにします。
こんな変わった虫がいました。最初、ハチの仲間かなと思たのですが、触角を見るとカメムシみたいです。それで、「原色日本カメムシ図鑑」を見ていって、やっと見つけました。ヒョウタンカスミカメの仲間です。似た種も多いのですが、脚の色や触角などからヒョウタンカメムシだと思います。でも、これがカスミカメだとは思いもよりませんでした。(追記2016/06/26:「日本原色カメムシ図鑑第2巻」によると、近似種のヨモギヒョウタンカスミカメとヒョウタンカスミカメとの違いは、前者は「背面の棘毛を欠き、後腿節の前縁に毛を生じない」という点だそうです。農業環境インベントリーセンターというサイトに「日本産ヒョウタンカスミカメ族の図説検索」が載っていました。それをたどっていくと、前者では「体背面は匍匐毛のみで起立毛は頭部後縁,前胸背板前縁および半翅鞘後縁のみに生ずる」、後者では「体背面は起立毛と匍匐毛を共に備える」となっていました。たぶん、図鑑の背面の棘毛というのが起立毛のことだろうと思いました。それで写真を調べてみました。絶えず動き回っていたので、毛まで写っているのがなかなかなかったのですが、1枚だけそれらしい写真がありました。
一部だけ白矢印を付けてみたのですが、この部分の毛が周囲の毛よりは立っているように見えました。また、黄矢印は後腿節の毛を示しますが、これが前縁なのか後縁なのかよく分かりません。いずれにしても、採集が必要みたいです)
後はシマサシガメがいました。
それにイトカメムシ。
それにコガシラアワフキ。最近、よく見ますね。
また、こんな真っ白な虫が動き回っていました。たぶん、この間もいたアオバハゴロモの幼虫かなと思うのですが、よくは分かりません。
そのほかにもいろいろといたのですが、また、次回に回します。
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