家の近くのむし探検 蛾、バッタほか
家の近くのむし探検 第68弾
6月3日午後に家の近くの林の入り口で探した虫です。この道は人通りも少なく、その割には陽も少し当たって明るいので、虫を探していても気持ちのよい場所です。先日はわずか20mほどの間で、2時間も粘って虫を探してしまいました。その結果、山のような写真が撮れ、その整理が大変でした。この日は3時ごろにほんの少しだけのつもりで行ったのですが、時間はあっという間に経って、結局、40分ほど探してしまいました。
綺麗なのですが、名前調べがほとんどできない蛾です。「標準図鑑」を見ると、Abraxas属calospilos亜属には8種いて、横脈状の黒環の発達程度は種によって比較的安定しており、種の同定に役立つとのことです。この個体は黒環がはっきりしているので期待したのですが・・・。8種は次の通りです。
キタ ×
ヒメ ○
ヘリグロ ○
クロ ○
ヒトスジ ○
ユウ(2亜種) ×
ミナミ ×
どれも名前の後ろに「マダラエダシャク」がついています。したがって、一番上はキタマダラエダシャクとなります。×とか○は黒環があるかないかの記号です。黒環があるからといって、種が分かるわけではないですね。後は、黒斑の発達程度、後翅の外横線の列数、前翅基部と後角付近の橙色紋の発達で見分けるようですが、それも変異が多いので、結局は交尾器を見よということのようです。
このハマキガはだいぶ迷ったのですが、結局、ニセバラシロヒメハマキにしてしまいました。茂みの奥に止まっていたので、横からは写せなかったのですが、前翅後縁近くの模様が似ているので、大丈夫かなと思います。
チョウのようなポピュラーな虫は写さないことにしていたのですが、あまりにじっと止まっているので、ついでに撮ってしまいました。ムラサキシジミとルリシジミですね。
バッタの幼虫をよく見るのですが、何の仲間かすらよく分かりません。でも、ずっと撮っているとそのうち大きくなるので、分かるようになるかもと思って期待しています。
この間、名前の分かったヒメガガンボ科のミスジガガンボです。こうやって止まっていると普通なのですが、
葉の上で動き回ると、ゆったりとした踊りを踊っているようで面白いですね。
フラッシュに敏感なアシナガバエの撮り方がやっと分かってきました。ともかく、逃げても逃げても何度でも試していると、そのうち、動かなくなります。今度、属の検索をしてみます。
後はクズノチビタマムシ。
ゴミムシの仲間。そういえば、琵琶湖博物館の「里山のゴミムシ」、まだアクセスできないですね。
眼のところの模様から、たぶん、シロタニガワカゲロウの♂亜成虫だと思います。
アリグモです。大きなダニが二つもついていて気の毒みたい。
こちらは細長いのでヤサアリグモの方かな。
最後に河原にもちょっと寄ってみました。
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