家の近くのむし探検 変わったカメムシほか
家の近くのむし探検 第57弾
一昨日、公園で観察した虫の写真を調べてみました。中に変わった虫が入っていました。
こんな虫です。大きさは数ミリ。写したときはてっきりガガンボだと思っていました。でも、よく見るとハエ目に見られる平均棍がありません。翅に隠れているのかなぁと思ったのですが、触角を見たらあれっと思いました。これはハエではありません。むしろ、カメムシ目かなと思って、「日本原色カメムシ図鑑」を見ていきました。そうしたら、それらしい種にぶつかりました。サシガメ科のマダラカモドキサシガメ属です。でも、これがサシガメねぇ。
模様からオオコブマダラカモドキサシガメだと目星をつけて、種の検索表も見てみました。
これらを確かめれば、オオコブマダラカモドキサシガメになります。それで、上の写真に書き入れてみました。
上から撮ったので、③の前胸背後縁中央部の突出部がはっきり分からないのですが、それ以外はよく一致しているようです。たぶん、大丈夫なのではと思います。それにしても変わったカメムシですね。
ツツジに葉に群がっていたこのカメムシにもびっくりしました。
1匹だけを拡大するとこんな感じです。たぶん、クサギカメムシの2齢幼虫ですね。
そのほかで見たカメムシ目はこのシマサシガメと
クロヒラタヨコバイとクワキヨコバイ属でした。
ハマキでは、この間から黒いハマキがうろうろしていたのに撮影できなかったのですが、やっと撮れました。ウツギヒメハマキのようです。
そして、これはモチツツジマダラヒメハマキ。
大変小さな蛾です。スガ科のコナガですね。よく見る蛾です。
白い蛾がうろうろしていたので追いかけていたら、ズボンに止まってしまいました。それで仕方なく上から写しました。シロスジツトガでしょうね。
こちらはキバラノメイガ。
ちょうど裏向きにも止まってくれました。
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