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家の近くのむし探検 ミバエ、クチブトゾウムシ、ハナバチなど

家の近くのむし探検 第9弾

このところトビムシをずっと調べていてくたびれたので、昨日の午前中、ちょっと近くの公園に行ってみました。天気がよくて暖かくなったので、虫探しにはちょうどよい気候になってきました。私は最近公園に行ったら、木の幹を探し回り、それが終わると枯葉の下を探しています。といっても、木の幹にいるのはハエやらアリやらばかりなのですが・・・。





こんなハエが2匹いました。上は立派な産卵管があるので♀でしょうね。とすると、下は♂の方かな。あまりに変わった姿なので、一匹捕まえてきました。例によって、ハエの科の検索をしてみました。



かなり変わった翅脈をしています。なお、翅脈の名称は適当につけています。間違っているかもしれません。翅の前縁側を拡大してみました。



翅の前縁にはSc切目sc切目とh切目肩切目の2か所の切目があります。それにSc脈がほぼ直角に曲がっています。また、CuA脈が途中で折れ曲がっています。「絵解きで調べる昆虫」の中の検索表を使って調べてみると、実にミバエ科になりました。ミバエだと分かって思い出してみると、実は昨年の11月27日のブログにも出していました。このときはSc脈が折れ曲がっているところからミバエ科を疑い、後は画像検索をしてムラクモハマダラミバエにたどり着いていました。たぶん、それでしょうね。それにしても大きなミバエですね。(追記2016/03/31:Sc切目、h切目という言い方が合っているのか心配になって調べてみました。MNDによると、それぞれ、subcostal break、humeral breakといって、略すときはsubcostal brk、humeral brkとしていました。「原色昆虫大図鑑III」によると、「基部の切目をc切目(costagial break)、肩横脈のやや先方のものを肩切目(humeral break)、Sc脈端のものをsc切目(subcostal break)と呼ぶ。」とあります。「大図鑑」に合わせておく方がよいでしょうね。図と文を直しておきました



イエバエもいたのですが、この間検索で苦しんだので、今回はパスです。



こちらはオドリバエかな。





アリは2種いました。上はこの間調べたルリアリだと思うのですが、下はよく分かりません。一応、捕まえてきました。(追記2016/03/31:「日本産アリ類図鑑」に載っている検索表で下のアリを検索してみました。フタフシアリ亜科シリアゲアリ属のハリブトシリアゲアリ Crematogaster matsumurai Forel, 1901になりました。合っているかどうかは分かりませんが・・・。図鑑によると樹上営巣性のアリで枯れ枝等に巣が見られ、全国に分布するそうです



それにヒメバチの仲間でしょうね。



クチブトゾウムシもいました。翅の上の毛が目立ちます。ヒレルクチブトソウムシかなと思ったのですが、よくは分かりません。



それから小さなクモです。木の幹での虫探しはだいたいこんな感じでした。





枯葉の下は例によってトビムシがピョンピョン飛び跳ねていました。その中にこんな変わった模様のトビムシもいました。よく見ると鱗があるみたいですね。触角も結構長いみたいです。トゲトビムシ科かなぁ。



この間、キオビコハナバチと同定したハチのいた崖に行ってみました。しばらく待っていると、ハチがやってきました。



なんだかしきりに穴に入りたがっているようです。



でも、すぐに出てきましたが・・・。



マンションに渡る橋の上で見つけました。白い頭盾がちらっと見えるので、♂のハナバチです。それで採集してきました。



触角下溝が2本見えるので、ヒメハナバチです。やはり頭盾が白かったですね。



翅脈が変わっていました。亜縁室が2つしかないこと、それに縁室の先端が裁断状になっています。この間調べたヒメハナバチは亜縁室は3つありました。それに縁室の先端はスムーズに前縁に接続していました。この⑤の特徴は重要で、これからチビヒメハナバチ属になります。さらに、この属には日本産は1種しかいないので、自動的にチビヒメハナバチ♂ということになります。トビムシでは散々苦労したのですが、やはりハナバチの検索はやっていて楽しいですね。



残りはマンションの壁にいた虫です。これはニセケバエか。



それにヒラタカゲロウ科♀の亜成虫かな。



最後はホソバキリガでした。
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