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公園のむし探検 イダテンチャタテほか

公園のむし探検 第2弾

「廊下のむし探検番外編」改め「公園のむし探検」としました。これから7月末までの5ヶ月余り、「廊下のむし探検」ほどには頻繁にできないとは思いますが、ときどき近くの公園などに行って虫を調べてみたいと思っています。

公園はマンションから歩いて5分ほどのところにあります。ブランコ、滑り台などの簡単な遊具のほか、砂場やちょっとした広場があり、北側は小さな丘につながっています。西側は崖になっていて、東側が道を挟んで住宅地になっています。公園にはサクラやユリノキ・・・などの木が植えられています。

この間から、このサクラの木の幹でイダテンチャタテという小さなチャタテを探すのが面白くなってきています。これは3日前の11日に行った時の記録ですが、結局、1時間以上もうろうろしていました。この公園には主のように毎日来ておられる方がおられるのですが、樹の根元でしゃがみこんで写真を撮っていると、何をしているのだと見に来られました。チャタテムシの写真を撮っているというと珍しそうに見ておられ、ご自身でも写真を撮っておられました。





先日も写したのですが、家族が2年前に撮った方が良かった。やはり2度目だと熱の入り方が違うんだねと言うので、頑張って写したのですが、どうも2年前を超えられません。腕が落ちたのかなぁ。



仕方なく、いろいろな姿を撮ろうと思って頑張ってみました。これは顔です。何だか牛みたいに見えますね。ところで、公園に着いたのは午前の11時過ぎだったのですが、この時はどのチャタテもうろうろしていて、なかなか止まってくれませんでした。それで写真は大変だったのですが、12時ごろになるとうろうろしている個体が見えなくなってしまいました。よく見ると、木の幹で陽が当たるところと日陰のちょうど中間辺りで、皆、じっとしています。



中にはこんな風に幹をかじっているような姿も見られました。午前中の運動の時間が終わると、お昼になったので食事時間になったのかなと思ったのですが、そんなことはないですよね。いろいろな木を探してみたのですが、いるのはどうやらサクラだけのようです。

一通りイダテンチャタテを撮ったので、今度はほかの虫も探してみました。



ユスリカがいました。マンションの廊下と同じですね。





サクラの木の根元のところを何匹かの小さなアリがウロウロしていました。今頃でもアリがいるのですね。名前は分からないので、今度、検索をしてみよう。



こうやってアリを見ていたら、白っぽい虫が飛んできました。小さいのですが、意外に綺麗な虫です。「学研生物図鑑 昆虫III」を見ると、それらしい虫が載っていました。ヨツモンヒメヨコバイ Empoascanara limbata (Matsumura)です。図鑑によると頭部の先端から翅端までの大きさが2.5mmだそうです。紋は2つしかないのに「ヨツモン」というのは黒い眼も入れているのかな。小さいわりに画像検索をすると、いっぱい写真が出てきました。農研機構の飼料作物害虫目録にも載っていました。マメ科やイネ科の牧草の害虫だそうです。

公園も結構面白いですね。でも、廊下を歩くよりはなんだかんだ時間がかかってしまうので、そう毎日というわけにはいかないでしょうね。
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