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家の近くのむし探検 ハッカなど

の近くのむし探検 第422弾

昨日の続きで、17日に、以前、小学校の校外学習があった田んぼの近くで見た植物と虫です。



以前、体験田植えがあった田んぼの畔に咲いていた花です。ハッカの仲間だろうと思って、帰ってから、長田武正著、「日本帰化植物図鑑」(北隆館、1979)を見ると、メグサハッカに似ている感じです。この図鑑には帰化ハッカ属の検索表も出ていました。



メグサハッカであることを確かめるには、A→B→Cと進むことになります。Aの花輪とBの包葉は次の写真から確かめられます。



Cの葉の鋸歯と蕚口については写真でははっきりとは分からなかったので、今日、調べに行ってきました。



右は茎の基部近くにあった葉です。葉には低くて不明瞭な鋸歯が3つ、側脈が3本見られます。横に花が置いてありますが、これはさらに実体顕微鏡で観察してみました。



花の基部に蕚筒があります。花が取れたものについて蕚筒を実体顕微鏡で観察してみました。



蕚には長い毛が生えています。蕚口がどれかはっきりしません。先端の尖っている部分(蕚裂片)だとすると、密生とまではいかないのですが、毛が生えています。メグサハッカの説明には「(蕚裂片の)へりにはやや長い毛が並ぶ」とあるのでそのことかなと思っています。



ついでに生物顕微鏡を使って蕚裂片の部分だけを拡大してみました。拡大すると、いつも生物の造形美に感動してしまいます。ということで、この花はメグサハッカ Mentha pulegiumでよいのではと思っています。





田んぼの脇に生えていたクサネムです。



田んぼへ行く途中の山道に生えていたキツネノカミソリです。久しぶりに見ました。



田んぼには稲がもう実っていました。



こちらはセリです。



それから田んぼに生えていたウキアゼナです。





後は虫です。これはキバナコスモスに来ていたキアゲハ



これもハッカの仲間だと思うのですが、その花に来ていたキマダラセセリ



それにフクラスズメ幼虫。



ヒカゲチョウ



これはナガコガネグモ。餌食になっているのはシオカラトンボかな。



それから道を横切ったシマヘビです。





帰りに畑に植えられているケイトウを見つけました。調べてみると、トサカケイトウという品種のようです。学名がCelosia cristataとなっていたり、C. argentea var. cristata、C. argentea f. cristataといろいろでしたが、Wikipediaによると、最後のf. cristataが現在では通用しているようです。次の論文によると、ケイトウの野生種 C. argenteaとこの種C. cristataは前者が8倍体、後者が4倍体と異なっていたので、別種と見られていたのですが、野生種の中にも4倍体があることが分かったそうです。それで、きっと、変種扱いとなり、現在では品種になっているのではと思っています。

T. N. Khoshoo and M. Pal, "The probable origin and relationships of the garden cockscomb", Bot. J. Linn. Soc. 66, 127 (1973). 
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