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家の近くのむし探検 アブラムシほか

家の近くのむし探検 第418弾

4日前の11日に、いつも行っている道路脇の茂みに虫探しに出かけました。



行く途中でシンテッポウユリだろうと思っているユリが密生している場所があります。密生しているところにはあまりいないのですが、街路樹の脇に生えているユリにはアブラムシがいっぱいついていました。ここは昨年、ハチに寄生されたマミーを観察していたところです(詳細はこちらこちら)。今年はどうかなと思って覗いてみました。

ユリのつぼみはこんな感じです。図鑑を見て、ワタアブラムシではないかと思っているのですが、まだ、確認していないので、今年こそ調べてみたいなと思っています。それで、とりあえず、ワタアブラムシの文献を集めてみました。ワタアブラムシは害虫なので、文献はたくさんありました。その中でも、宇都宮大の稲泉三丸氏の論文はアブラムシの形態や生態を詳しく調べていて、大変、参考になりそうです。

「日本原色アブラムシ図鑑」や「アブラムシ入門図鑑」によると、一次寄生はムクゲ類、ミカン類、ワタなどで、移住寄生をして、ウリ、ナス、ユリなどさまざまな草本に寄生するそうです。体色もさまざまで、夏の高温期には小型の黄色の個体も見られるとのことです。この写真には黒い大きな個体や有翅型、灰色の個体、小型の黄色の個体などが含まれています。



この写真にもいろいろな色の個体がいますが、黒い大きな個体はとりあえず無翅成虫で、灰色の粉を吹いたような個体が有翅型の幼虫です。



これは無翅成虫です。



そして、これは有翅型の幼虫です。ワタアブラムシの幼虫の齢については次の論文に載っていました。

稲泉三丸、高橋滋、「ワタアブラムシの幼虫齢期の判別」、Jpn. J. Ent. 57, 231 (1989). (ここからダウンロードできます)

この論文によると、左の個体のように将来翅になる翅包が大きくて目立つのは有翅型の4齢幼虫です。それに対して、右の個体は翅包がまったく見えないので、たぶん、2齢幼虫ではないかと思われます。無翅型については、触角の節数や刺毛の数を数えなければならないので採集必須です。今度捕まえてきて調べてみます。



♀のアリグモ類です。ハチの仲間を捕まえています。「ハエトリグモハンドブック」の検索表で調べてみると、ヤサアリグモではないかと思われます。



これは小さなハチですが、何でしょうね。(追記2018/08/27:検索の結果、トビコバチ科になりました。それにしても奇妙なハチです



チャバネヒメクロバエです。このハエはたくさんいます。また、以前調べたことがあります。



これは採集して調べてみました。たぶん、トウキョウキンバエ



それにタケトゲハムシ



ナミガタチビタマムシ



「日本産幼虫図鑑」を見ると、イタドリの葉を食べているのはハグロハバチの幼虫みたいです。



これはワキグロサツマノミダマシ





最後はネコハエトリでした。何かを捕まえているようですが・・・。
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