廊下のむし探検 蛾以外の虫
廊下のむし探検 第1014弾 7月8日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。久しぶりに歩いてみると、いろいろと虫がいるものです。 最初はこんな虫です。これは以前にも見たことがあります。たぶん、ナワコガシラウンカ。これまで3月と11月に見ていました。一年中いるのかな。 こんな甲虫がひっくり返っていたので、もとに戻してやりました。 カナブンみたいですね。それにしてもあちこちでひっくり返っているのですが、自分だけではどうにもならないのかな。 これはゴミムシダマシだろうというのは分かるのですが、それから先がよく分かりません。調べてみると、以前にも名前調べで迷っていました。そのときはコマルキマワリにしていたのですが、まだはっきりしません。 これはキボシツツハムシ。 それにケブカカスミカメ。 これはハナノミでしょうね。頭部の後縁が丸くえぐれているのが気になりました。過去の記録を見てみると、クリイロヒゲナガハナノミとした個体と似ているような気がするのですが、図鑑を見ても丸いえぐれのことは書いてありません。よく分かりません。 今頃、羽アリはたくさんいるのですが、ちょっと変わっていたので写しました。でも、何だか分かりません。(追記2018/07/24: Ada chaneさんから、「ハネアリはハリブトシリアゲアリあたりだと思います。 」というコメントをいただきました。羽アリはパッと見てもみな似ていてよく分かりません。これから勉強してみます。ご教示、どうも有難うございました) これはオオメコナガカワゲラだろうと思っている個体です。オオメコナガカワゲラ Flavoperta thoracicaはカワゲラ科モンカワゲラ亜科キコナガカワゲラ属に入っているのですが、「原色川虫図鑑成虫編」によると、キコナガカガゲラ属は、交尾器の特徴以外には、①単眼は2個、②体色は黄色あるいは黄褐色、③頭部側面の複眼より後方部分には長毛があるとのことです。一応、調べておきました。 ①の単眼は確かに2個です。②はOKでしょう。③の長毛はちょっと暗くしてみると、微かに見ています。たぶん、大丈夫なのではと思いました。 トビケラはまだ手つかずです。ちょっと特徴がありそうなのですが・・・。 これはヒゲナガサシガメです。 背景に何もないときにフラッシュをたくとこんな風に背景が黒く写ってしまいます。はっきりしないのですが、この間、河原でたくさん見つけたアオバネサルハムシではないかと思います。 これはアナアキゾウムシ Dyscerus属の仲間ですね。Dyscerus属も種類が多くてよく分からないのですが、外形からはクリアナアキゾウムシとか、リンゴアナアキゾウムシとかが似ています。この両者の違いは「原色日本甲虫図鑑IV」に絵が載っています。小盾板、上翅端、触角第7中間節で見分けるようです。上翅端はこの写真ではよく分かりませんが、よく見ると小盾板は光沢がありそうです。 触角はこの写真のように中間節第7節は矢印で示したようなおわん型をしていて、図鑑の絵とよく似ています。従って、クリアナアキゾウムシが今のところ候補です。 これは そして、シマサシガメ。 それにマダラスズ♀。 天井からはヘビトンボがぶら下がっていました。 雑談)今月末、高齢者大学で話をしないといけないのですが、まだ話がまとまっていません。毎年話をしているのですが、今年はネタ切れです。それでとりあえず、これまで「廊下のむし探検」で見つけた虫の集計をしてみました。例年、今頃集計をしていますね。途中でデータを入力しているExcelが開かなくなったり、事故続きだったのですが、何とか集計が終わりました。また、今度、結果を出すことにします。 |
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