京都府立植物園で虫探し
5月25日に家族と京都府立植物園に行ってきました。約2年ぶりです。以前はよく行っていたのですが、右目が見えにくくなったり、足を骨折したりして、すっかりご無沙汰になってしまいました。車を駐車場に入れて、まずは腹ごしらえで北山通りにあるパン屋さんで食事をしました。やはり北山通りのお店は美味しいですね。植物園に入ってから、家族と分かれ、私は生態園で虫探しをしました。ここは野草が植えてあるところで虫探しにはもってこいのところです。
上と下は別の個体ですが、こんなクモがいました。たぶん、幼体だと思います。こんな風に茶色の帯があるクモにはイオウイロハシリグモのスジボケ型、ババハシリグモ、スジボソハシリグモ、スジブトハシリグモ、スジアカハシリグモがいます。前3者の帯は細いので、これは後2者のうちのどちらかだと思われます。この両者は腹部背面に白点列があるかないかで見分けられます。これについては以前にも書きました。この個体は両方とも白点列が見えるので、たぶん、スジブトハシリグモだと思われます。
まずはヒメカツオブシムシを見つけました。(追記2018/06/02:通りすがりさんから、「ヒメマルカツオブシムシがヒメになってますね。」というコメントをいただきました。ヒメカツオブシムシは全く外見の異なる種です。うっかり間違ってしまいました。ご指摘、どうも有難うございました)
それからマミジロハエトリです。このあたりの虫は家の近くでもよく見かけます。
林の中を歩いていると、上からちょっと大きめのクモがぶら下がっていました。風に揺れて、また、糸の周りをぐるぐる回るのであまりうまく撮れなかったのですが、とりあえず撮ってみました。
家に戻ってから、「日本のクモ」で探してみたのですが、なかなか見つかりません。結局、また、ネットに頼ることになりました。たぶん、カニグモ科のワカバグモのようです。調べてみたら、実は、昨年の5月22日にマンションの廊下でも見ていました。色がだいぶ違っていたので気が付きませんでした。
葉っぱの上に小さな黒い点があるなと思って拡大したらこんな虫でした。ミズギワカメムシの仲間です。「日本産水生昆虫」に載っている検索表で検索してみようと思ったのですが、触角も脚も見えないので途中で挫折です。たぶん、死んでいたのかな。
ちらっと見えたこのカメムシはムラサキシラホシカメムシではないかと思います。
これはミカドトックリバチ。
小さなハチですが、科もよく分かりません。何となく、触角が変わった感じですが・・・。
これは家の近くでも見たことがあります。たぶん、カタビロサビウンカの幼虫。
これはエゾホソガガンボ♀。これも最近よく見ます。
腹部がやけに大きいのですが、これもヤミイロカニグモなのかなぁ。
すぐ近くの枝にヤマガラが止まりました。あまりに近すぎてカメラのピントがなかなか合いません。やっと撮ったらこんな姿でした。
それからホシミスジです。この日は特に暑くて、京都の最高気温は31.9度。林の中を歩いていたので、直射日光は当たらなかったのですが、風が吹かないので、むしむしした感じでだんだんバテてきました。
それで、こんな涼しそうな休憩所で一休み。風が吹きぬけて大変さわやかでした。
気を取り直して水を溜めてある池でイトトンボを撮りました。たぶん、クロイトトンボですね。
連結しているカップルもいました。たぶん、産卵しているのでしょうね。
最後はシオカラトンボです。家族はこんな暑さでも元気に歩き回っているのですが、私の方はもっぱら日陰で休憩でした。花も少し撮りました。でも、次回に回します。
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