家の近くのむし探検 バッタ、甲虫など
家の近くのむし探検 第347弾
10月31日はマンションの廊下を歩いた後、いつもの国道沿いの茂み、それに、川の土手を歩いてみました。国道沿いの茂みは半日陰になっていて寒いせいかほとんど虫がいません。それで、川の土手に行ってみました。
土手に建っている物置小屋の壁にマダラスズがいました。これも似た種があるのかなと思って、「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」を見てみると、マダラスズ、ハマスズ、カワラスズが同属です。また、リュウキュウチビスズなどもよく似た感じです。それで、「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」に載っているヤチスズ亜科の検索表を見てみると、リュウキュウチビスズは後腿節に大きな斑紋はないとして除外されるとのことです。ただ、「生態図鑑」の写真を見ると、マダラスズとよく似た模様があるのですが・・・。残りの2種は小顎髭の先端の色で見分けられます。
別の写真を見るとその部分が写っていました。この先端が黒いとマダラスズ、ネッタイマダラスズ、白いとカワラスズ、全体に砂色だとハマスズだそうです。これは黒っぽいのでマダラスズか、ネッタイマダラスズということになるのですが、「生態図鑑」によると、後者は沖縄に分布し、両者は分布が連続していないとのことです。ということで、マダラスズになりました。
後はトビモンアツバ。
それにハッカハムシ。これは採集して、昨日、顕微鏡で細部を観てみました。照明を当てると青光りして実に綺麗でした。
それにエンマコオロギもいました。
キバナコスモスの花の間から顔を出しているのはノミハムシの仲間です。最初、なんだかよく分からなかったのですが、昨日、検索をしてルリマルノミハムシといういつも見ている種であることが分かりました。実は、この写真からでも属は簡単に見分けることができたんです。それは触角の節数です。ノミハムシ亜科で触角の節数が9節なのはルリマルノミハムシが含まれるNonarthra属だけだったのです。
後は周りを写した写真。これはホオジロ。
それにヒヨドリバナでした。後、ハエとハチなどが残っているのですが、次回に回します。実は、ハバチで悩んでいて・・・。
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