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廊下のむし探検 ハエの標本づくり

先日から小さなハエやハチを検索表を使って調べていたのですが、調べた虫を標本として置いておいた方がよいかなとふと思い立ち、標本づくりをしてみました。といってもいい加減なのですけど・・・。



まずはだいぶ前に検索したユスリカたちです。小さいので針を刺すわけにもいかないし、どうやったらいいかなと思ったのですが、とりあえず手元にある微針をペフ板を四角に切ったものに刺し、針に接着剤を付け、それにくっつけてみました。まあ、何とかくっついているみたいです。



ハエはこんな三角形の台紙の上にくっつけてみました。




三角形の台紙は挨拶状によく入っている厚紙を切って作りました。



一つの大きさはこのくらい。後ろの黒い筋の中心に針を刺して、前にある黒い筋の前側に接着剤をつけます。接着剤は「一寸のハエにも五分の大和魂・改」に載っていた方法を使いました。木工用ボンドに少し水を加え、ほんのちょっと中性洗剤を界面活性剤のつもりで加えました。三角形の台紙の先に接着剤を付け、ハエの翅をピンセットで持ってその上に置くだけなので結構簡単です。今のところ、まぁ、くっついているみたいです。こんな標本が後で役に立つかどうか分かりませんが、置いておくと何かと安心なので・・・。(追記2016/12/29:接着剤はこちらに載っていました。三角台紙はもっと小さい方がよかったのかなぁ。幅3mm、長さ9-10mmと書いてあった
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廊下のむし探検 虫は少ない

廊下のむし探検 第859弾

23日にマンションの廊下を歩いて見つけた「むし」たちです。やはり今頃になると少なくなりますね。



この日の最初はこの蛾からです。ウスミドリナミシャクです。蛾はこれ1匹だけでした。それにしても今年は蛾が少ないですね。例年の今頃だとフユシャクが何種か見られるはずなのですが・・・。改修工事でマンションの壁を塗り替えたのが関係しているのかなぁ。



カメムシではケブカカスミカメを時々見ます。



それからヒメナガカメムシ。(追記2016/12/29:菅井 桃李さんから、「ヒメナガカメムシではなく、同属のセスジヒメナガカメムシですね。小盾板に黒いTなら、セスジヒメナガカメムシの方です。」というコメントをいただきました。そんなのがいるのは初めて知りました。確かに、「日本原色カメムシ図鑑第3巻」には載っていますね。小盾板が側縁を除き、全体に黒色ならばヒメナガカメムシ。小盾板は広い黄色部をもち、T字状の黒色紋を具えるとセスジヒメナガカメムシ。確かに今回のはセスジヒメナガカメムシのようです。これまで撮った写真も見直してみなくちゃ。貴重な情報をどうも有難うございました

(追記2016/12/30:ヒメナガカメムシとセスジヒメナガカメムシの比較図を作ってみました。



これまで撮った写真を見てみると、ポツポツとセスジが混じっていました。よく分からない個体もいましたが・・・




前翅長2.7mm。小さいヨコバイだと思うのですが、名前が分かりませんでした。(追記2016/12/29:そらさんから、「小さなヨコバイは、ヨツモンヒメヨコバイに似ていますが、こんなに色の濃いのがいるのかは分かりません。」というコメントをいただきました



これはケナガスグリゾウムシかな。





ハエは例によって名前はおろか、科も分かりません。これは採集したのかなぁ。

追記2016/12/29:そらさんから、「ゾウムシの次の最初のハエは「ご近所の小さな生き物たちフォト」掲載のアシナガバエ科の仲間1に似ているように見えます。」というコメントをいただきました。さらに、菅井 桃李さんから、「件のアシナガバエ科の仲間1は、1から3枚目と、4から7枚目は、腿節の色から別種かも。このアシナガバエは、長野で11月10日に見た「やけに遅くまで居る大きなMedetera」と思ったものに似てますねえ。未同定な上に少なくとも別種に見えますが…。」というコメントをいただきました。どうやら、アシナガバエ科のMedetera属みたいです。以前、菅井 桃李さんから紹介していただいた田悟敏弘、「関東地方にて採集したアシナガバエ科の記録」、はなあぶ 30-2、1 (2010)にはMedeteraはgrisescens一種類だけが載っていて、この個体と比べると確かにR4+5とM1+2が翅縁に向かって接近しているところなどは似ている感じです。ただ、この種は「日本昆虫目録第8巻」によると、日本では石垣島だけに産することになっていました。また、Medetera属はこの「目録」によると15種。そのうち、本州産は5種になっていました。

K. Masunaga and T. Saigusa, "A Taxonomic Study of the Genus Medetera Fischer von Waldheim of Japan (Diptera: Dolichopodidae)", Entomol. Sci. 1, 611 (1998). (ここからダウンロードできます)

この論文には日本産Medetera属15種とその検索表が載っていました。写真を使ってざっと検索してみると、M. grisescensになりそうな感じですが、脚の色に関しては「はなあぶ」の記述とは違っています。冷凍庫を見てみると、一応、この写真の個体は採集していたので今度調べてみます。ただ、なぜか触角が取れていた・・・。検索には重要なのに・・
・)



これは採集しようと思いました。まずは撮影からと思って撮っていたら逃げられてしまいました。写真のピントも今一つだし、やはり採集か撮影かどちらかに決めてしまわないとだめですね。



だいぶ注意して撮影したのですが、Sc脈が写っていません。前縁脈に達している風でもないので、たぶん、ガガンボ科だとは思うのですが・・・。ガガンボの撮影は難しい。



この間から、このミカドオオアリをよく見ます。



趣味的に顔を拡大してみました。まぁ、どうってことはないですね。



これはひょっとして昨日検索したヒラフシアリかもしれません。



これは変わった形のクモです。「日本のクモ」で調べてみると、ガザミグモみたいです。去年の3月と5月に見ていました。



これはササグモ



そして、ヤミイロカニグモです。

こうやって書いていくと、そこそこの数の「むし」くんがいましたね。目立った種はいなかったのですが・・・。今日も廊下を歩こうと思っていたのですが、風花が飛んでくるような寒さと強い風が吹いていたため諦めました。
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