家の近くのむし探検 蛾
家の近くのむし探検 第138弾
手元に調べるべき虫がなくなってしまったので、昨日は午前と午後と虫探しに行ってみました。午前中はいつもの公園、午後は林の近くの道です。そのうち、公園の蛾だけ整理ができたので、出してみます。この日は嘘のように涼しい日で、歩いていてもほとんど汗をかきません。いよいよ秋なのだなぁ。公園ではミンミンゼミとツクツクボウシがうるさく鳴いていましたが、その声に何となく寂しさが感じられました。今年の夏は終わりだよ~って。
公園に行く途中にこんな毛虫を見つけました。まだ、小さいので若齢幼虫かもしれません。角が伸びているのでスズメガの仲間ですね。幼虫はある程度見当がついたら、こんなサイト(みんなで作る日本産蛾類図鑑)があるので、絵合わせで探すことができます。これはたぶん、ホシヒメホウジャク?かな。食草はアカネ科(ヘクソカズラ)と書いてあります。止まっていたのはイタドリだったと思うのですが、それに絡みつくようにヘクソカズラもありました。ついでに6月中旬に見たこの画像、これもホシヒメホウジャクの若齢幼虫かもしれませんね。
そのイタドリには花が咲いていました。花は穂のようになっているのですが、一つ一つの花は小さくて目立たないものでした。
ツツジの葉に頭を突っ込むようにしているのは、たぶん、
このハマキガは迷いました。リンゴカクモン、チャノコカクモン、ウスコカクモンという似たパターンの蛾がいます。色的にはリンゴカクモンが一番よさそうですが、網状の細線で覆われるというところが違います。他の二者は翅頂に近い前縁に逆三角紋があるということなのですが、これにはありません。結局、リンゴカクモンハマキにしたのですが、自信はありません。
蛾はだいたい葉裏に止まるので、翅の先だけが見えていて、いつもなんだか分からないのですが、これは先端に止まってくれたので、模様が見えました。
ついでに横からも撮ってみました。その模様から、ヒメマダラマドガかなと思いました。
最近よく見るホソオビキマルハキバガです。
たぶん、シバツトガだろうと思うのですが、下唇鬚は上から見ると、こんな刷毛のようになっているのですね。
アゲハが止まっていました。葉に止まってじっとしています。
これは珍しいなと思って、後ろからも撮ってみました。接写で撮ったので、何となく暗くなってしまいましたが・・・。
後はマンションの廊下です。蛾は廊下の方がはるかに撮りやすいですね。背景も単純だし、何よりも葉裏には止まらないので・・・。それに、公園では近づくとすぐに逃げてしまう蛾が多いのですが、廊下ではびくりともしません。これはトリバガという仲間の蛾で、たぶん、ブドウトリバあたりだと思うのですが、イッシキブドウトリバという似た種がいて、区別がつきません。とりあえず、ブドウトリバ?ということにしておきます。
うーむ。うなってしまいますね。ほとんど鱗粉が取れてしまっています。触角が途中で曲がっていることや、わずかに残る模様から、ツマキリヨトウの仲間だということが分かります。それからがよく分からないのですが、模様からムラサキツマキリヨトウかなと思ったのですが、どうでしょう。
最後はこの蛾です。特徴がないのですが、その特徴のなさで思い出しました。たぶん、モッコクヒメハマキではないかと思います。後はまだ整理中なので、次回に回します。手元に調べるべき虫がいないと書きましたが、実は、冷凍庫や毒瓶の中にはアシナガバエやら、アリやらが入っていて出番を待っているのですが、なかなか時間が取れなくて・・・。
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